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アメシスト(紫水晶)カザフスタン産 [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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前回の紅水晶に続き、今回は、2月の誕生石の紫水晶(アメシスト)です。ってもう3月ですね・・・。

無色透明の水晶と組成は一緒ですが、紫水晶は水晶を作る原子の間にわずかな鉄を含むために紫に発色します。良く知られている紫水晶は、ブラジルやウルグアイ産だと思いますが、これらは鉄分の多い玄武岩の晶洞の中で成長します(晶洞とは、石英脈の内部にできた空洞でジオードとかガマとも言われます)。この晶洞内部はマグマが冷える際に熱水やガスが最後まで充満していた部分で、石英が邪魔されず大きく成長して内壁に水晶の群晶ができるんですね。紫水晶(アメシスト)の場合は、このマグマが鉄分を多く含む玄武岩だったと言う事です。と言う事は、もちろん日本でも産出します。

ただ、写真の紫水晶は変り種で、カザフスタン産のアメシスト(紫水晶)です。薄い板状の母岩に、15mm程の短柱状の単結晶が乗っています。他の産地でこのようなコロっとした物は知らないのですが、面白い形でしょう?

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