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緑柱石(ベリル)/アクアマリン [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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アクアマリンです(パキスタン産)。(サイズ:50mm×42mm)
いくつもの六角柱状結晶がくっ付いています。透明度や鮮やかな色という点では劣りますが、迫力はありますよ。

アクアマリン(和名:藍玉)は3月の誕生石として知られる宝石ですが、鉱物として分類すると緑柱石(ベリル:beryl)になります。緑柱石(ベリル)は六角柱状の結晶が特徴的な鉱物ですが、色によって様々な名前で呼ばれます。エメラルド(翠玉,緑玉)もアクアマリン(藍玉)も同じ緑柱石(ベリル)です。コランダムも同様ですが、宝石に使われる鉱物は、色によって呼び方を変えるほうが違和感が無いのでしょうね。

淡い青はアクアマリン、緑はエメラルド、赤はモルガナイ(淡い赤)やレッドベリル、黄色がヘリオドール、無色がゴシェナイトと呼ばれます。これらは、全て緑柱石(ベリリウムとアルミニウムの珪酸塩)ですが、アクアマリンとヘリオドールは鉄が、エメラルドはクロムやバナジウムが、モルガナイトやレッドベリルはマンガンが微量混入する事で発色の原因となると考えられています。と言っても世に出回っている宝石の場合は、熱処理や化学処理で調色されているのが一般的な様ですが・・・。

インクルージョンや傷が多いエメラルドに比べ、アクアマリンは無傷でかなり大きな結晶も産出します。
アクアマリン 原石  宝石鑑別所付属

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価格:35,000円(税込、送料別)


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