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藍銅鉱(アズライト) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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アメリカ アリゾナ州産の藍銅鉱(アズライト)です。サイズ:96mm×60mm

藍銅鉱(アズライト)炭酸水酸化銅からなる、綺麗な藍色をした美しい鉱物です。黄銅鉱などの含銅鉱物が大気中の二酸化炭素や地下水と反応して出来る二次鉱物なので、銅鉱床の上部でよく見られます。水分と反応して孔雀石(マラカイト)になります。このため、藍銅鉱(アズライト)と孔雀石(マラカイト)が混ざった状態で産出する事も多く、この場合はアズロマラカイトと呼ばれたりします。この写真も、緑の部分は孔雀石(マラカイト)です。

アクセサリーに加工される事もありますが、柔らかい鉱物なので宝石としてよりは顔料として古くから利用されてきました(日本画の岩群青は藍銅鉱から作られます)。西洋のウルトラマリン(ラピスラズリ)と昔から混同される事が多い上に、ラピスラズリ自体が複数の鉱物の固溶体でありその主成分である青金石(ラズライト:Lazurite)と呼び名が似ているので、書籍によって異なった記述もあって悩まされます。

まあ、成分分析とかしなきゃどっちも青い色の鉱物なので、混同しちゃうんでしょうね。
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