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緑簾石(エピドート)と水晶の共生結晶 [鉱物図鑑:ソロ珪酸塩]

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今日ご紹介するのは、緑簾石(エピドート)です。透明度の高い物は宝石として加工したりする場合もあります。サイズ:46mm×50mm

濃い緑色の緑簾石(エピドート)の隙間にキラキラ光る水晶の小さい結晶が沢山ついてます。大きなダークグリーンのエピドートの結晶と小さいながらもキラキラ輝くクリスタルのコントラストが印象的です。

緑簾石(エピドート)は低温で変成を受けた堆積岩や火成岩に産出します。色は主にグリーン(黄緑~濃緑色)で、結晶の長軸方向に条線がある様子が、緑色の簾(すだれ)に似たていることから、緑簾石(りょくれんせき)の名が付いたそうです。

緑の発色原因は鉄だと考えられているそうで、鉄の量が多くなると緑が濃くなると共に不透明な結晶になるようです。ピスタサイトと呼ばれるの石も緑簾石で、鉄の含有量が少なめで透明できれいなピスタチオカラーの緑簾石を特にピスタサイトと呼びます。
また、鉄の含有量が少なくなると、斜灰簾石と呼ばれます。
鉱物学的な話をすると、緑簾石や斜灰簾石は、緑簾石グループになります。他には、褐簾石,紅簾石,灰簾石等が緑簾石グループの鉱物ですので、そのうちに、ご紹介したいと思います。


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