リチア雲母(リピドライト)上の紅電気石(ルベライト) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]
先日、リチア雲母(リピドライト)をご紹介しましたが、今日はリチア雲母(リピドライト)を母岩とした紅電気石(ルベライト)です。サイズ:30mm×28mm
この標本もアメリカ産ですが、アーカンソー州ではなくカリフォルニア州産です。鱗片状の雲母塊にトルマリン(紅電気石:ルベライト)の結晶が入っている典型的な標本です。紅電気石(ルベライト)は、微量のマンガンの混入により赤色を呈したリチア電気石(エルバイト)で、淡いピンクから濃い赤色を呈します。
これは、鉱物標本のコレクターで知らない人はいないんじゃないかな?という東京サイエンスのミニ鉱物標本シリーズで購入した物です。『品番:MM057 鉱物名:紅電気石 (ルベライト)』で500円也(2007年現在)。なんてリーズナブル!そのくせ、トルマリンなど玉石混合で丹念に探すと時折素晴らしい美品に出会う事もあるミニ鉱物標本シリーズ(ケースサイズ:40mm×40mm×35mm)。私は、大好きです。特に小学生、中学生さんは、お小遣いで十分集められる素晴らしい商品だと思います。
しかし、良い歳した大人が500円程度の標本を丹念に選ぶ様は、あまり人様にはお見せしたくないような気もしますが・・・。昔は、新宿に行く度に新宿紀伊国屋の東京サイエンスに寄って眺めていたものです。
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