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要注意!ニセモノを分類する(東京国際ミネラルフェア公式ガイドブックよりの抜粋)#3 [雑記(鉱物関連)]

さて、今回で『要注意!ニセモノを分類する』の紹介は最終回です。

(写真・文章は全て第21回東京国際ミネラルフェアの公式ガイドブックP8~P11から使用させて頂きました。また、引用部分は全て《》で表示しております。問題がある場合は、勝手ながらコメント欄にてお知らせ頂ければ幸いです。)

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《⑨【偽キャッツアイ石、偽スター石】天然石の裏面にユークレサイト(ウレックス石)やサティン・スパー(繊維石膏)を張り、キャッツアイを模倣している。写真はクリソベリル。スター水晶の裏面に着色した金属皮膜を張ったルビーやサファイアのニセ・スター石もある。共に左側が裏面。》
ウレックス石と言えば、長い繊維状の結晶が平行に集合したもので、テレビ石とも呼ばれますが、こんな使い方があったんですね・・・。それにニセ・スターのルビーやサファイアはそもそもルビーやサファイアですら無いなんて・・・。もう言葉がありません。
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《⑩【偽デンドリック・アゲート】カルセドニーやアゲートの組織中に金属化合物を浸透、電気分解して金属結晶を晶出させている。使われる化合物の溶液は、錫と銅の2種類が知られ、写真のものは銅のデンドライト。》
いやー、色々考えるものです。これも知りませんでした。あまりアゲートを購入しないので、騙された事はありませんが、知らなかったら買っちゃいそうですよ・・・。

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《⑪【ライティング・ランドスケープ・ストーン】ランドスケープ・ストーンとは風景に見立てた石の事。本来が自然石なので不完全な模様もあり、部分的に顔料で紋様を描いたものがある。いわゆる”描き足し”。中央の小さな山が描き加えた部分。本来が「アンティーク」界で行われた技法。「水石(すいせき)」の世界での『花紋石(かもんせき)』でも見られる事がある。》
描き足さなくても十分美しいと思うのですが・・・。工芸品として売る分には良いですが、これでは産状等が判らなくなって学術的な意味が無くなってしまいますよね~。勘弁して下さいって感じです。

その道のプロでも間違うそうですから、私の様な素人にはとても判別のつかない物もあります。しかし、残念ながら子のような偽物が出回っている事も、事実です。お互い、気をつけましょう。

また、明日からは、マイコレクションの紹介を続けますので、お楽しみに。
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