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風信子石(ジルコン) [鉱物図鑑:ネソ珪酸塩]

1990000
DeAGOSTINIのトレジャー・ストーンに付いて来たジルコンです。サイズ7mm×4mm

ジルコニウムの珪酸塩鉱物であるジルコンは、不純物を含まない場合は、無色です。しかし、不純物や結晶欠陥で褐色系や緑系の結晶も多数存在します。以前は、透明な結晶が、同じ含ジルコニウム鉱物の二酸化ジルコニウムを主成分とするジルコニアのように、模造ダイヤとして使われた事もあります。でも現在では、模造ダイヤと言えば人工のキュービックジルコニアが殆どです。

和名の風信子石と言うのはヒヤシンス(風信子)から来ています。古代ギリシャで赤褐色のジルコンは、ヒヤシンス呼ばれていました。ユリ科のヒヤシンスはギリシャ神話の『ヒュアキントス』を語源にしているという説があります。この『ヒュアキントス』、アポロンが愛した程の美少年なのですが、彼が亡くなった際、その血に染まった草から咲いた花がヒヤシンスなんだとか。そこで、ギリシャ人達は、赤いジルコンをヒヤシンスと呼んでいたそうです。
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コメント 3

小夜

ジルコンと聞くと合成と思われがちなのがちょっとかわいそうですよね。
ダイヤよりも輝きが強くてきれいなのに・・・ーー;

by 小夜 (2008-08-06 08:51) 

アヨアン・イゴカー

子供がゼリーと間違えて口に入れそうな色と形ですね。
ヒヤシンスと言うと青い花かと思っていました。赤い花弁のものもあるのですね。
この写真のジルコンは、それが血の色だと思って見ると、どことなくおどろおどろしくも見えます。
風信子と言うのは、中国音で表記したものを日本語として利用したのでしょうか?feng xin ziフォン シン ツー。発音を中英辞典で調べてみました。
by アヨアン・イゴカー (2008-08-06 09:11) 

optimist

小夜 さん、こんばんは。
仰るように、合成のジルコニアと違って、天然石で屈折率も高いジルコンなのに、可哀想かもしれませんね^^;

アヨアン・イゴカー さん、こんばんは。
風信子はご指摘の通り、中国語表記から来てるようです。
まあ日本では、専らジルコンとされる事が多いですし^^;
by optimist (2008-08-06 20:59) 

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