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ソロ珪酸塩鉱物 [鉱物図鑑:ソロ珪酸塩]

さて、本日は複合型の珪酸塩鉱物からSiO4四面体が2個重合したソロ珪酸塩鉱物をご紹介します。

ソロ珪酸塩.jpg
『ソロ』とは、ギリシャ語で『群』という意味です。SiO4四面体が2個連結した(Si2O7)6-イオンが構造の中心となる鉱物です。代表的な鉱物には異極鉱があります。しかし、普通はネソ珪酸の(SiO4)4-イオンと、水を伴った二次的な高圧変成鉱物を作ります。緑簾石(エピドート)等がこの例です。

この場合、基本基としてソロ珪酸([Si2O7]6-とネソ珪酸[SiO4]4-)の二つを持つ事になりますが、慣習的により複雑な方を優先するらしく、ソロ珪酸塩に分類されるんだとか・・・。
緑簾石(Epidote)
1639718

他には、ダンブリ石(Danburite)
1643026

ベスブ石(Vesuvianite)もソロ珪酸塩鉱物です。
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コメント 2

アヨアン・イゴカー

>緑簾石(Epidote)
組成の異なるものが合体している鉱石は、また一つの美しさがありますね。
>ベスブ石(Vesuvianite) ベスビオ火山でとれるのですか?
>異極鉱 なんだ、こりゃ?言葉が面白いですね!
by アヨアン・イゴカー (2008-08-11 10:12) 

optimist

アヨアン・イゴカーさん、ご明察です。
ベスブ石は、18世紀末に、ベスビオ火山の噴出物から発見されたので、この名が付いたそうですよ。
異極鉱の名前は、鉱物の用語である異極晶から来てます。両端の形状が異なる結晶を異極晶と言うんです。
by optimist (2008-08-11 22:29) 

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