藍銅鉱(アズライト) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]
アメリカ アリゾナ州産の藍銅鉱(アズライト)です。サイズ:40mm×22mm
藍銅鉱(アズライト)は、写真のように綺麗な藍色をした美しい鉱物です。主成分は、炭酸水酸化銅で、含銅鉱物が大気中の二酸化炭素や地下水と反応して出来ます。このような鉱物は、二次鉱物呼ばれます。水分と反応して孔雀石(マラカイト)になるので、孔雀石を伴って産出する事があるんですよ。
多くはこの結晶のような微結晶が集まった形で産出しますが、鍾乳状や球状、葡萄状、或いは鉱石や母岩上を皮殻状に覆う形で産出する事もあります。
青の顔料として使われた事もありますが、既にご紹介したように、水と反応すると孔雀石になって緑色になってしまうので、空の色が緑になってしまった絵画もあるんですって^^;
見たところ、光沢がなく、絵の具を固めたように見えますが、実際はどうなのでしょう?ガラスのように光っているのでしょうか?
by アヨアン・イゴカー (2008-09-28 13:47)
アヨアン・イゴカー さん、こんばんは。
この標本について言えば、ガラスの様な光沢や透明感は無いですね。微結晶が集まっているので、光の角度によってキラキラと光りますが、くすんで見える部分は、ご指摘の通り結晶がつぶれてしまって、正に絵の具を固めたような感じです。
by optimist (2008-09-28 22:18)