蛍光鉱物の蛍光写真(水砒亜鉛鉱(アダム鉱)の蛍光) [鉱物図鑑:砒酸塩鉱物]
3回連続で、アダム鉱(アダマイト)のご紹介となりますが、今日は含銅型のアダム鉱です(産地メキシコ オハエラ鉱山)。左が蛍光下、右は長波紫外線(ピーク波長:365nm)をあてています。サイズ:84mm×52mm(最大結晶サイズ2mm)
蛍光灯下では目立ちませんが、蛍光写真では、標本を保護していた綿くずが青白く蛍光していて、結晶より主張してますね^^;
他にも洗濯した白いTシャツも青白く蛍光しますので、繊維くずも勿論蛍光します。話が脇道に逸れますが、綿や化繊が蛍光する訳ではありません。白くする為に漂白や洗濯した時に使用する、漂白剤や洗剤中に蛍光増白剤と呼ばれる蛍光物質が含まれているので、洗った物が蛍光するという訳です。
何故、洗剤に蛍光物質を入れるのか?ちょっと面白いテーマなので、次回久々に『光と色の話』でご説明しようと思います。
閑話休題
含銅型のアダム鉱は緑色の結晶,含コバルトアダム鉱は紫色の結晶になり蛍光性を失うと言われています。写真の結晶は、お店のかたから含銅型のアダム鉱(アダマイト)として購入ましたが、ブラックライトで弱蛍光が確認できました。という事は、蛍光する含銅型のアダム鉱もあるのかな~なんて思ってます。
実際、前回や前々回ご紹介したアダム鉱の強い緑色の蛍光に比べると遥かに弱い蛍光ですので、銅が蛍光の阻害剤として働いているのは確かなようです。
蛍光が本当に神秘的ですね~
鉱物ももちろんですが、
ブラックライトが欲しくなってしまいます…!
by カリコ (2008-12-27 14:58)
昼間には目立たない夜の女王のようです。これはUVランプの勝利ですね。
by アヨアン・イゴカー (2008-12-27 21:15)
カリコ さん、こんばんは。
ホント、見ているとUVランプが、欲しくなるんですよね。
私も とうとうウン万円出して、本格的なランプを購入してしまいました^^;
アヨアン・イゴカー さん、こんばんは。
全く違った雰囲気になる石もあって、蛍光させるのは止められませんw
by optimist (2008-12-27 22:06)