玉髄(ピンクカルセドニー)/第4回 Mineral the World in横浜 [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
モロッコ産の玉髄(カルセドニー)です。サイズ:76mm×34mm
この玉髄(カルセドニー)も 第4回 Mineral the World in横浜で購入してきました。前回ご紹介した物と同じモロッコ産です。同じ産地なのに、色が全く違います。他にも青~濃紺の玉髄もあって、カラーバリエーションが豊富です。
断面を見てみると、半透明で仏頭状の玉髄を通して下の色が透けて見えている事が分かります。玉髄(カルセドニー)自体の発色という訳ではなさそうです。赤色の原因は鉄なのかマンガンなのか・・・?
お店のかたが、面白い説(実際はどうかは別)として、かつてサンゴ礁だった所がその後の火山活動で玉髄(カルセドニー)に取り込まれたというなんて説もあると、教えて下さいました。
まあ、実際にどうかは別にして、色とりどりのサンゴ礁がそのまま固められたなんて思える程、色々な標本がありました。玉髄の一般的な生成は、玄武岩などの火山岩内の空洞で、珪酸を多量に含む熱水が冷えていく過程で、析出するという物です。温度がゆっくり冷えたり、珪酸濃度が低かったりして、ゆっくり成長すると大きな結晶が育って水晶になります。急冷されたりして微結晶が一気に出来ると、玉髄(カルセドニー)になるのです。この時、成長面に他の成分が付着して縞模様が出来ると、瑪瑙と呼ばれるんですね。どれも石英の一種で同じ成分というのですから、面白いです。
結晶の育ち方で全く見た目の違うものになるから不思議ですね~!
この淡くてやわらかいピンク色、癒されますね^^
by にゃんこ (2009-04-01 12:30)
淡い色がきれいですねぇw
by ふじかわ (2009-04-01 19:34)
にゃんこ さん、ふじかわ さん、こんばんは。
なんとも淡いピンクが気に入って購入しましたので、そういって頂けると嬉しいです。
前回ご紹介した玉髄と同じ産地だそうで、ホント同じ産地でこうも違う物かと驚かされます。
by optimist (2009-04-03 22:40)