SSブログ

マグネシオ ヘグボマイト 2N4S [博物館めぐり]

今回公開するのは、自分のコレクションではなく、先日極地研の南極北極科学館で見てきた、南極で発見された新鉱物『magnesiohögbomite-2N4S(マグネシオ ヘグボマイト 2N4S)』です。
magnesiohögbomite-2N4S_2.JPG
無六方晶系の鉱物で、化学構造式はMg10Al22Ti2O46(OH)2。
 
この鉱物を含む母岩が採取されたのは、南極大陸の「あすか基地」があるセール・ロンダーネ山地。セール・ロンダーネ山地中央部の「小指尾根」と呼ばれるの斜面(標高約1500m地点だそうです。
詳しくは、もう一つのブログ『楽観主義者の科学工作』でも紹介していますので、良かったらご覧ください(『南極大陸の岩石の中から新鉱物を発見』)。

顕微鏡で自由に見る事ができるのですが、左のプレパラート上には岩石のスライスが乗っていて、コランダム(サファイア)やスピネルを含む岩石中にオレンジ色のマグネシオ ヘグボマイト 2N4Sの結晶が見えます。
magnesiohögbomite-2N4S_3.JPG
magnesiohögbomite-2N4S.JPG
右側の顕微鏡では、単結晶がプレパラート上に設置され、綺麗な冒頭の写真のような結晶を見る事ができます。

南極北極科学館に訪れた際には、是非ご覧になってみて下さい。
※新潟大学サイエンスミュージアム(新潟市)でも展示されているそうです

タグ:鉱物
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。