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鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物) ブログトップ
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サボテン水晶 [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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Magaliesberg Mts., Gautheng Province, South Africa

サボテン水晶(南アフリカ ガウテン州産)です。5cm程の小さい結晶ですが、可愛いでしょう?

トップの大きい結晶の周囲を、小さな水晶が覆っている面白い形態の水晶です。この形からサボテン水晶(カクタス水晶)と言うのですが、他にもスピリット水晶,エンジェル水晶と言ったりします。2000年以前にはあまり見かけなかったように思うのですが、今では簡単に手に入りますね。
水晶は二酸化珪素ですので、基本的には透明ですが、紫水晶(アメジスト ),黄水晶(シトリン),紅水晶(ローズクォーツ),煙水晶,黒水晶,レモン水晶等、多彩な色があります。どうも私はカラーバリエーションが豊富な鉱石が好きな様で、方解石,蛍石,水晶がコレクションにも多いです。他には蛍光鉱物も好きです。

おっと、色以外にもファントムクォーツ,ガーデンクォーツ,ルチルクォーツ等の変り水晶も忘れてはいけませんね。これらについては、追々紹介していきたいと思います。
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タグ:水晶

紅水晶(ローズクォーツ)の結晶 [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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Minas Gerais, Brazil

ローズクォーツ(紅水晶)の結晶(ブラジル ミナス・ジェライス州産)です。
塊上のローズクォーツ(紅水晶)がタンブルや球等に加工されていますが、結晶になった物は稀で、今入手できるのは、基本的にはブラジルのミナス・ジェライス州産です。
この水晶の結晶は直径30mm程なのですが、結構高いんですよね。これが・・・。因みにローズクォーツ(紅水晶)の発色は、含有物のチタンやマンガン等に起因するらしいですが、結晶化したローズクォーツ(紅水晶)の発色はリン酸塩やアルミニウムによるという説もあるとか。

水晶の面白さは、形(サボテン水晶などがこれですね)、インクルージョン、そして色と多彩で、標本があっただけ楽しめます。
しばらくは水晶つながりで紹介してみますね。


アメシスト(紫水晶)カザフスタン産 [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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前回の紅水晶に続き、今回は、2月の誕生石の紫水晶(アメシスト)です。ってもう3月ですね・・・。

無色透明の水晶と組成は一緒ですが、紫水晶は水晶を作る原子の間にわずかな鉄を含むために紫に発色します。良く知られている紫水晶は、ブラジルやウルグアイ産だと思いますが、これらは鉄分の多い玄武岩の晶洞の中で成長します(晶洞とは、石英脈の内部にできた空洞でジオードとかガマとも言われます)。この晶洞内部はマグマが冷える際に熱水やガスが最後まで充満していた部分で、石英が邪魔されず大きく成長して内壁に水晶の群晶ができるんですね。紫水晶(アメシスト)の場合は、このマグマが鉄分を多く含む玄武岩だったと言う事です。と言う事は、もちろん日本でも産出します。

ただ、写真の紫水晶は変り種で、カザフスタン産のアメシスト(紫水晶)です。薄い板状の母岩に、15mm程の短柱状の単結晶が乗っています。他の産地でこのようなコロっとした物は知らないのですが、面白い形でしょう?

ジオード(晶洞) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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ジオード(晶洞)(ブラジル産)です。内壁に水晶のポイントが綺麗に並んでます。

写真の様に半分に切断されて観賞用に販売されています。外見は普通の石の様に見えますが、内部は一面水晶が並んでいて綺麗です。ブラジル産のアメシストのジオード(晶洞)で数10cm~1m以上の高価な物も勿論綺麗ですが、小さいジオード(晶洞)も趣があって良いですね。紫水晶の時に説明したように、晶洞内部はマグマが冷える際に熱水やガスが最後まで充満していた部分で、石英が邪魔されず大きく成長して内壁に水晶の群晶ができます。

水晶(ロッククリスタル) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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ブラジル産 水晶(ロック・クリスタル)です。水晶は鉱物の基本ですよね。水晶は、石英の大きい結晶の事で結晶度の低い物は水晶とは言わないそうです。又、同じ石英でも微結晶が密に固まっているものを玉髄と言います。不純物によっていろいろな色となり、瑪瑙、碧玉と呼ばれたりもしますが、全て石英の一種です。

思えば子供のころ、最初に買った鉱物が水晶でした。写真の水晶は、ブラジル産の群晶(クラスター)です。群晶(クラスター)と言うのは、ポイント状の単結晶が集まりを言います。
10cm程の手ごろなサイズで、透明度の高い結晶からなる綺麗な標本です。


玉髄(カルセドニー) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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メキシコ産の玉髄(カルセドニー)です。
Rose Prospect, Sierra Co., New Mexico

水晶の所でご紹介した様に、石英の微結晶が密に固まっているものが玉髄(カルセドニー)と呼ばれます。この標本の玉髄は、ブラックライトで淡い緑色に蛍光します。石英は二酸化珪素の鉱物で水晶等はまず蛍光しません。しかし、玉髄の様に微結晶からなる鉱物の場合、不純物が入り安くこの標本の様に蛍光する物が知られています。この緑色の蛍光の原因は極微量のウランによると考えられています。

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ブラックライト下で撮影した写真です。

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蛋白石(オパール)/ボルダーオパール [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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10月の誕生石、オパール(オーストラリア産)です。サイズ:30mm×10mm

未研磨のオーストラリア産のボルダーオパールです。褐鉄鋼の母岩の隙間にオパールが見えます。ボルダーオパールのボルダーとは『岩』の事なのだそうです。このように鉄鉱石のの隙間にオパールがつくられることからボルダーオパールと呼ばれます。青い綺麗なオパールで遊色もしっかりとあります。遊色とは、見る角度によって色が変わる現象で、オパール中の酸化珪素(シリカ)の粒子による、光の散乱・回折が原因なのですが、綺麗ですよね。

そういえば昨年の東京国際ミネラルフェアの特別展示が、オパールでした。ボルダーオパールを含め、綺麗なオパールが展示されていたのを思い出しました。気になったのは、パイナップルオパール。イカアイトがあったところが空洞になって、そこにオパール成分が流れ込んで出来たらしいのですが、これまた見事にイカアイトのトゲトゲ塊の形をしたオパールで是非その内手に入れたいものです。ブログの参考にしようとパンフを探したのですが、見つかりませんでした・・・。何処にしまったのかな・・・。

紫水晶のクラスター [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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再び紫水晶(アメシスト)です。(サイズ:120mm×65mm)

3/6のカザフスタン産の単結晶とは異なり、ウルグアイ産の紫水晶(アメシスト)クラスターです。ウルグアイ産に良く見られるように、濃い紫色が綺麗でとっても透明です。

紫水晶(アメシスト)は水晶を作る原子の間にわずかな鉄を含むために紫に発色する事は以前お話しましたが、シリトンも同じ鉄による発色で黄色になる事がしられているので、よく紫水晶(アメシスト)を熱処理してシリトンにして売られたりしますまた、熱処理しなくても、太陽光に長期間さらされたりすると深い紫色がどんどん褪せていってしまいます。私は書斎にしまいこんでいるのですが、お部屋に飾る場合は、直射日光は避けましょう。
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水晶と黄鉄鉱(パイライト)・閃亜鉛鉱の共生結晶 [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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ペルー産の黄鉄鉱(パイライト)と共生した水晶(ロック・クリスタル)のクラスターです。サイズ:45mm×32mm

水晶は、多くの鉱物と共生した結晶を見ることが出来ます。その中でも『黄鉄鉱(パイライト)と共水晶』・・・鉱物コレクターが、最も目にする機会が多い共生が、これではないでしょうか(そんなことない?)?
 

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水晶(ロック・クリスタル)のクラスター [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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今日は、私が持っている水晶(ロック・クリスタル)の中でも最大クラスのクラスターをご紹介します(ブラジル産)。サイズ:270mm×180mm

非常に透明で、光に当てると無数の水晶のポイントがキラキラ輝く見ごたえのある逸品ですよ。
写真だと今ひとつ雰囲気が出せないのが残念です。もう少し技術があれば美しい写真が撮影できるのでしょうか?リビングか玄関に飾ってみようかな~とも思うのですが、かなり重いので、もし息子の上に落下したら・・・と思うとちょっと飾る気になれず、書斎の棚にひっそりと飾られてます。

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