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鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物) ブログトップ
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紅水晶(ローズ・クォーツ) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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ブラジル ミナス・ジェライス州産 紅水晶(ローズ・クォーツ)の結晶です。サイズ:18mm×14mm

以前同じミナス・ジェライス州産の紅水晶(ローズ・クォーツ)をご紹介しましたが、それより小さいサイズの可愛い結晶です。でも、小粒ながらもとっても透明度が高くて、一つ一つのポイントも綺麗にでています。
写真でその透明感が分かって頂けるでしょうか?ピンクの透き通った微結晶が集まっていて本当に素敵ですよ。
 

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ファントム水晶(ファントム・クォーツ) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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今日から3日、変り種の水晶(ロック・クリスタル)をご紹介しようと思います。まずは、ファントム水晶(ファントム・クォーツ)です。サイズ:30mm×18mm

『ファントム:phantom』を辞書で引くと、形容詞として使う場合は『幽霊の』『幻影の』という意味 例)phantom ship/幽霊船とありました。写真のような水晶は、結晶の中に幻影のようにポイント・トップが幾重にも重なって見えることから、ファントム水晶(ファントム・クォーツ)と呼ばれます。幽霊水晶とか幻影水晶と訳される事もありますが、日本的な別名として『山入水晶』という名を持っています。
 

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ルチル・クォーツ [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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変り種水晶(ロック・クリスタル)の第2弾は、ルチル・クオーォーツです。サイズ21mm×18mm

水晶と蛍石の時に少しお話しましたが、水晶が成長する過程で、周囲の物質を取り込むことがあります。これら内包物をインクルージョンと呼びます。水晶の場合、ルチル(金鉱石・二酸化チタン鉱物)をインクルージョンした物を特にルチル・クォーツといいます。細い物から結構太い物まで様々で、その色もゴールド,シルバー,ピンク,赤茶とバリエーション豊富です。

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苔入り水晶(ガーデン・クォーツ) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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変り種水晶(ロック・クリスタル)の第3弾、ガーデン水晶(ガーデン・クォーツ)です(別名:苔入り水晶)。サイズ16mm×26mm

ガーデン水晶も、ルチル・クォーツやファントム水晶と同じように、水晶(ロック・クリスタル)が成長する途中で、周囲にある別の物質を内部に取り込んだ水晶です。これらインクルージョンを持つ水晶は、入っている物の種類や形態で様々な名前をつけられています。

ガーデン水晶の場合、あたかも内包物が庭園のように見える事から、この名がつきました。多くは緑泥石(クローライト)というダーク・グリーン~ライト・グリーンの粒子をインクルージョンしています。

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デンドライト水晶(デンドリチック・クォーツ)/水晶(ロック・クリスタル) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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今日は、前回に引き続きデンドライトとして、デンドライト水晶(デンドリチック・クォーツ)のルースをご紹介します。サイズ:10mm×7mm

先日の炭酸カルシウムを主成分とする石灰岩とは違い、水晶に見られるデンドライトです。このような水晶は、デンドライト水晶(デドリチック・クォーツ)と呼ばれます。写真のルースは、デンドライト水晶をカットしたものですが、クラックが入っているので、他の鉱物を購入した際に『おまけ』として頂いた物なんですよ。鉱物収集をしていると、時たま頂ける『おまけ』が嬉しいものです。


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メキシカンオパール(蛋白石)/プレシャス・オパール [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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メキシコ産のプレシャス・オパールです。サイズ:23mm×16mm

10月の誕生石でもあるオパールですが、遊色が出ているオパールは、プレシャス・オパールと呼ばれます。通常、宝石として流通しているのは、遊色が出ている物になります。

母岩の流紋岩を、メキシコでは「カンテラ」と呼ぶんだそうで、写真のようなメキシコ産の母岩付きオパールを『カンテラオパール』と呼んだりします。オパールを母岩ごと切り取って研磨してるのが面白いでしょう?

先日某TVで、200万円のオパールが紹介されていました。素晴らしいファイアが出ていて、流石に綺麗でした。もちろん、そんな高額なオパールとは比べられませんが、写真の標本も、可愛いサイズながら、はっきりと遊色が出ていて、とっても綺麗です。白いオパールも鉱物標本としては出回っています。でも、やっぱり、オパールは遊色が出ている物をコレクションしたくなっちゃいますね。

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シヴァ・リンガム [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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シヴァ・リンガムです(産地:インド ナーマダ河)。サイズ:38mm×17mm

産地は、インドの七大巡礼地ひとつ、Mandhataにあるナーマダ河です。その成分は、石英の微結晶が集まってできた鉱物(潜晶質石英)で、碧玉(ジャスパー)の一種なんだそうです。それが、河の流れで研磨されて細長い写真の様な形になるとか・・・。

ヒンズー教徒は聖なる伝統に従って年に一回のみこのリンガムを シヴァ神を祀った寺院に奉納するんだとか。因みにリンガムとは、サンスクリット語で「男根像」を意味するそうです。

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行ってきました!第21回 東京国際ミネラルフェア(第3回) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

今回の戦利品についてご紹介しようと思います。

まずは、ノーベル社さんのブースにて、定番の水晶のクラスターを購入しました。このお店は、学術用の岩石鉱物標本などを扱ってらっしゃるとの事で、格安で各種標本を購入する事が出来るありがたいお店です。

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水晶(ロック・クリスタル) 中国四川省青川県錦陽 紫竹院鉱山
サイズ170mm×140mm

『ブログに載せたいので』とお願いしたところ、快くお写真を撮らせて頂けました。
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晶洞(ジオード) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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母岩の内側にビッチリ水晶の微結晶がついている晶洞(ジオード)です。産地は、モロッコになります。サイズ126mm×123mm

他にまんまるの晶洞(ジオード)も売っていたのですが、写真のような入り組んだ形が気に入って買っちゃった一品です。入り組んだ空洞一面を石英が覆っていて、キラキラと綺麗ですよ。それこそペンライトで光を当ててやると、何とも言えず良い雰囲気です。

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蛋白石(オパール) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]

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オーストラリア産の蛋白石(オパール)です。サイズ:25mm×22mm

10月の誕生石でもあるオパールですが、いままでにオーストラリア産のボルダー・オパールとメキシコ産のオパールをご紹介しました。今回は、遊色がハッキリしない蛋白石(オパール)です。

蛋白石(オパール)は、石英と同じに酸化珪素を主成分とする鉱物です。水晶の結晶は、鉱水中にあった珪酸成分がゆっくりと結晶構造に従って成長して出来ます。ところが、蛋白石(オパール)は、鉱水中にあった珪酸成分がそのまま非流動化して出来ます。石英や水晶が結晶化する時に水分子を排除して、二酸化珪素だけの結晶を作るのに対して、水和したまま動けなくなった、珪酸分子がそのまま固まってしまった状態なんですね。
このような成因の違いから、蛋白石(オパール)には独特な特徴を持っています。つまり、結晶内の水が枯れるとひび割れてしまう。或いは遊色を持つ場合がある等です。

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