紅水晶(ローズ・クォーツ) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
ブラジル ミナス・ジェライス州産 紅水晶(ローズ・クォーツ)の結晶です。サイズ:18mm×14mm
以前同じミナス・ジェライス州産の紅水晶(ローズ・クォーツ)をご紹介しましたが、それより小さいサイズの可愛い結晶です。でも、小粒ながらもとっても透明度が高くて、一つ一つのポイントも綺麗にでています。
写真でその透明感が分かって頂けるでしょうか?ピンクの透き通った微結晶が集まっていて本当に素敵ですよ。
ファントム水晶(ファントム・クォーツ) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
ルチル・クォーツ [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
変り種水晶(ロック・クリスタル)の第2弾は、ルチル・クオーォーツです。サイズ21mm×18mm
水晶と蛍石の時に少しお話しましたが、水晶が成長する過程で、周囲の物質を取り込むことがあります。これら内包物をインクルージョンと呼びます。水晶の場合、ルチル(金鉱石・二酸化チタン鉱物)をインクルージョンした物を特にルチル・クォーツといいます。細い物から結構太い物まで様々で、その色もゴールド,シルバー,ピンク,赤茶とバリエーション豊富です。
苔入り水晶(ガーデン・クォーツ) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
デンドライト水晶(デンドリチック・クォーツ)/水晶(ロック・クリスタル) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
メキシカンオパール(蛋白石)/プレシャス・オパール [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
メキシコ産のプレシャス・オパールです。サイズ:23mm×16mm
10月の誕生石でもあるオパールですが、遊色が出ているオパールは、プレシャス・オパールと呼ばれます。通常、宝石として流通しているのは、遊色が出ている物になります。
母岩の流紋岩を、メキシコでは「カンテラ」と呼ぶんだそうで、写真のようなメキシコ産の母岩付きオパールを『カンテラオパール』と呼んだりします。オパールを母岩ごと切り取って研磨してるのが面白いでしょう?
先日某TVで、200万円のオパールが紹介されていました。素晴らしいファイアが出ていて、流石に綺麗でした。もちろん、そんな高額なオパールとは比べられませんが、写真の標本も、可愛いサイズながら、はっきりと遊色が出ていて、とっても綺麗です。白いオパールも鉱物標本としては出回っています。でも、やっぱり、オパールは遊色が出ている物をコレクションしたくなっちゃいますね。
シヴァ・リンガム [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
行ってきました!第21回 東京国際ミネラルフェア(第3回) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
晶洞(ジオード) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
蛋白石(オパール) [鉱物図鑑:石英・水晶(珪酸塩鉱物)]
オーストラリア産の蛋白石(オパール)です。サイズ:25mm×22mm
10月の誕生石でもあるオパールですが、いままでにオーストラリア産のボルダー・オパールとメキシコ産のオパールをご紹介しました。今回は、遊色がハッキリしない蛋白石(オパール)です。
蛋白石(オパール)は、石英と同じに酸化珪素を主成分とする鉱物です。水晶の結晶は、鉱水中にあった珪酸成分がゆっくりと結晶構造に従って成長して出来ます。ところが、蛋白石(オパール)は、鉱水中にあった珪酸成分がそのまま非流動化して出来ます。石英や水晶が結晶化する時に水分子を排除して、二酸化珪素だけの結晶を作るのに対して、水和したまま動けなくなった、珪酸分子がそのまま固まってしまった状態なんですね。
このような成因の違いから、蛋白石(オパール)には独特な特徴を持っています。つまり、結晶内の水が枯れるとひび割れてしまう。或いは遊色を持つ場合がある等です。