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鉱物図鑑:蛍石 ブログトップ
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ブログ始めました [鉱物図鑑:蛍石]

e-Couponに釣られてブログを始めてみました。

とりあえず、今まで集めた天然石・鉱石の紹介を中心にしてみようと思ってます。
宜しくお願いします。

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これば方解石(カルサイト)の犬歯状結晶です。産地は、ブラジル リオグランデ。方解石は色,形状が多彩で、好きな石の一つです。透明な結晶では複屈折(一本の線の上に置くと線が二本に見えるあれです。その内写真も撮ろうと思います)も楽しめますね。

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こっちは青い蛍石の写真です。産地はアメリカ イリノイ州 ニューメキシコ州※1。蛍石は、綺麗な青,紫,黄色とカラーバリエーション豊富な石です。蛍石の主成分はフッ化カルシウムなのですが、微量の不純物を含むとこれまた多彩な色を発色します。へき開し易いので、正八面体に割った標本が売られてたりしますが、私は写真のような未加工の群晶が好きです。イギリス産の濃い緑色の蛍石は紫外線で強蛍光を発しますが、蛍石の名前の由来は蛍光するからではなく、加熱すると発光するからという話です。火にくべると発光すると言うのですが、やった事はありません。弾けで危ないらしいので・・・。
 

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蛍石の蛍光(イングランド産グリーンフローライト) [鉱物図鑑:蛍石]

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Rogerley mine,Frosterley,Weardale,Co. Durham,UK

グリーンフローライト(イギリス ロジャリー産)です。通常の蛍光灯下で撮った写真は上の様な濃い緑色をしています。しかし、短波紫外線をあてると下の写真の様に綺麗に蛍光します。写真はブラックライトで照らして撮りました。

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蛍光鉱物は他にもありますが、このイギリス産フローライトの蛍光はその中でもひときわ強いです。緑→青に太陽光下でも色の変化がわかります。大小取り混ぜイギリス産だけで5個の標本を持ってたりします・・・。蛍光は蛍石の大きな魅力ですね。

イエローフローライト [鉱物図鑑:蛍石]

Moscona Mine, Asturias, Spain.
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イエローフローライト(スペイン産)です。透明度の高い綺麗なレモンイエローの蛍石です。前回紹介したイングランド産蛍石には劣りますが、紫外線長波で乳白色に蛍光します。下はブラックライトをあてて撮った写真です。

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蛍石は、フッ化カルシウムの結晶なので、合成品は無色透明で高級なレンズに使われたりしますが、天然では微量の不純物によって多種な色を発色するそうです。全ての蛍石が蛍光する訳ではなく、持っている標本では昨日のイングランド産のグリーンフローライトと、このイエローフローライトだけですね。他の色の蛍石としては、淡いグリーンや紫が多く出回ってます。ピンクフローライトが欲しいのですが、ちょっと高価なのでなかなか気にいった物で手ごろな値段というのにめぐり合えません。

パープルフローライト [鉱物図鑑:蛍石]

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Mun. de Melchor Muzquiz, Coahuila, Mexico

パープルフローライト(メキシコ産)です。蛍光は殆ど無いと言うより、全く無いのかも。でも、透明感と淵の淡い紫色が綺麗です。

メキシコ中央部のチワワ州で取れた標本ですが、このチワワ州には鉱山が多く、蛍石もその産出物の一つです。他の地域の蛍石より比較的安価に入手できるので助かります。この地方の蛍石は、紫(写真の様に薄い物から濃紫色まで色合いはさまざまですが)が多い様です。

グリーンフローライト(中国産蛍石) [鉱物図鑑:蛍石]

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蛍石が続いてますが、本日も淡い緑色の蛍石(中国産)です。八面体結晶の群晶で、大きい結晶は一辺1cm以上あります。これも紫外光で蛍光しません。透明度の高い蛍石の方が好みではあるのですが、すりガラスのようなこの蛍石の結晶も趣がありますね。
次回は蛍石以外からチョイスしようと思います。



グリーンフローライト単結晶(中国産) [鉱物図鑑:蛍石]

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中国産のグリーンフローライト(蛍石)です。普通のクラスターと異なり、アップルグリーンの単結晶がポツンと方解石(カルサイト)上に乗ってます。十二面体に見える結晶の面白い形が特徴的です。
形は面白いのですが、この結晶もブラックライトでは、蛍光しませんでした。蛍石は蛍光鉱物として有名ですが、蛍光の原因は不純物として存在する微量元素による物なので、産地によって蛍光したりしなかったりするんです。

水晶(ロッククリスタル)上の蛍石(フローライト) [鉱物図鑑:蛍石]

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水晶(ロッククリスタル)と蛍石(フローライト)の共晶(中国産)です。(サイズ:水晶50mm,蛍石(最大の結晶)8mm×8mm
水晶は他の鉱物と共晶を作る事がありますが、この標本では水晶のポイントの横に透明度の高い蛍石がくっ付いています。このような共晶の他に、蛍石が中に入り込んだ(インクルージョン)水晶なんて言うのもあったりします。
どちらも水晶の結晶が成長した後、水晶表面に蛍石が成長したり、或いは別の場所で形成されたものが、熱水で流りして付着する事で出来たと思われます。その後水晶が再び成長するとインクルージョンされてしまうのでしょう。

タグ:水晶 蛍石

ラウリオン産の蛍石(フローライト) [鉱物図鑑:蛍石]

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Laurion, Greece

ギリシャ産の蛍石です。灰~淡青の色が付いた無色に近い結晶のクラスターです。
この蛍石は、産地が面白くて、銀山で有名なラウリオン(ギリシャ)産になります。何が面白いのかと言うと、古代ギリシャのアテネの繁栄と衰退の歴史に深く関わった所なのです。

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蛍石(ブルーフローライト) [鉱物図鑑:蛍石]

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プロフィール写真にもなっている以前紹介したブルーフローライトと同じ産地(アメリカ イリノイ州 ニューメキシコ州※1)のブルーフローライト(蛍石)です。サイズ:180mm×82mm

アメリカ産のフローライトは幾つか持っているのですが、ブルーフローライトはこの写真を含めて3つ程です。これは、その内で最大で8cm程の幅があり、見ごたえのある結晶です。綺麗な立方体の結晶のクラスターで透明感のあるブルーがお気に入りの逸品です。私のお気に入りランキングベスト5に入るでしょう(価格も勿論トップクラスですが・・・)。

本当に、蛍石は結晶の形や色が様々で楽しませてくれる鉱物ですね。
 

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蛍石(フローライト)/パープルフローライト [鉱物図鑑:蛍石]

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Sabinas Mine Melchor Musquiz, Coahuila Mexico

今回は久々に蛍石(フローライト)です。メキシコ産で、深い紫色が綺麗なパープルフローライトの結晶です。

蛍石(フローライト)は多彩な色(ブルー,イエロー,グリーン,ピンク etc.)だけではなく、結晶の形も様々です。主に八面体と六面体の結晶がありますが、有力な説としては、結晶生成温度が高いと八面体、低いと六面体の結晶となるらしいです。
 

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