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ミネラルコレクティング Summer '08 [雑記(鉱物関連)]

いよいよ今日から2日間の日程で、『第三回ミネラル ザ ワールドin東京』が始まりますね。それに国立科学博物館で『金Gold 黄金の国ジパングとエル・ドラード展』も始まります。
そして来週は、今年もホリミネラロジーさんの『ミネラルコレクティング Summer '08』が開催されます。7/19(月)~23(水)の日程で、新宿全労済ホール・スペースゼロで開催されるようです。お近くの方は行って見ては如何でしょうか?フランス・サンマリオミネで開かれたユーロミネラルショーの新着品が沢山販売されているようです。
いや~、夏のイベント目白押しって感じです♪

な~んて人様に勧めておりますが、私は体調を崩してしまった事や、その他にも色々ありまして、この夏の鉱物関連イベントには参加できそうもないのです。残念・・・代わりに、人様の石達を拝見する事で、満足致したいと思います。

右水晶と左水晶/水晶の結晶構造 [雑記(鉱物関連)]

水晶には右水晶と左水晶があるのをご存じでしょうか?
水晶の結晶構造が右巻きか左巻きかの違いに因るのですが、説明しようとすると、ちょっと難しい話になってきます。しばしお付き合い頂ければ幸いです。

そもそも、水晶の結晶構造って知ってますか?これ、意外と知られて無いんです。水晶の主成分は、二酸化珪素だと言う事は、皆さんご存知だと思います。ところで、二酸化珪素の結晶構造は、教科書にも載っています。でも教科書の結晶構造は水晶の物では無い場合が殆どなんです。

ダイヤモンド型-2.jpg
教科書でよく見る二酸化珪素の結晶構造は、ダイヤモンド型のクリストバライト(cristobalite)(上図)です。これも、二酸化珪素の鉱物ですが、水晶より高温低圧下で出来る同質異像で、立方晶系の結晶です。これに対して水晶の構造はもう少し複雑です。そのため、分かり易いダイヤモンド型構造の図を載せるんでしょうね。でも、困るのは、同時に水晶の写真なんかが載っている場合です。私が学生時代に使っていた教科書もこのタイプ・・・。これだと、水晶の構造がダイヤモンド型だと勘違いする人続出です。そして、この勘違いをしている人に右巻きだの左巻きだの言っても、通じません。だって螺旋構造がないんですから^^;

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右水晶と左水晶の見分け方 [雑記(鉱物関連)]

前回、右水晶(左螺旋)と左水晶(右螺旋)の水晶がある事を説明しました。では、どうやって見分ける事が出来るのかを今日はご紹介しましょう。

カイト(x面やs面)が見える結晶なら、一番簡単。結晶を見るだけで分かります。結晶のトップを上にして見た時にx面やs面が、右に傾いていれば右水晶、左に傾いていたら左水晶です。実際の結晶を使って右水晶と左水晶をご紹介しましょう。

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上の写真が右水晶。s面とx面が右に傾いているのがご覧頂けるでしょう。右側は、分かり易いように結晶面を塗って見ました。

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こちらが左水晶。x面がありませんが、s面が左に傾いているのがお分かりになるでしょうか?

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複屈折と偏光の話 [雑記(鉱物関連)]

複屈折と言えば、方解石が思い浮かべると思います。正に複屈折の代名詞ですよね。この複屈折は、17世紀のヨーロッパでは既に知られていたようです。

処で、あまり知られていませんが、この方解石、『偏光』を発見するのにも一役買ってるんですよ。19世紀初めにフランスの物理学者マリュスでが、夕陽に反射して輝くリュクサンブール宮殿の窓を、方解石を通して眺めていた時の事です。複屈折によって二重に見えるはずの像の一方が消えうせることに気づきました。そこで彼は光には極性があり、方解石は光をそれぞれの極性の方向へ偏らせる。すなわち偏光という概念に気づいたんだとか。

方解石を通過した光は、偏光されています。簡単に確かめる方法は偏光板を使った実験です。
1992790
やり方は簡単です。写真の様に一本線の上に方解石を置くと複屈折が観察できます。

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珪酸塩鉱物の分類 [雑記(鉱物関連)]

珪酸基([SiO4]4-)を持つ鉱物を珪酸塩鉱物と呼びます。
今日は、この珪酸塩鉱物について、少しお話してみたいと思います。何故こんな話を始めるのかと申しますと、カテゴリーの『鉱物図鑑:珪酸塩鉱物』が50を超えてしまったので、さらに細かい分類で分けておこうかな~と思ったからです。ようやく引越しが終わったので、現在では珪酸塩鉱物は水晶・石英と石榴石を除いて、全て分け終わっています(疲れた~)。

そこで、良い機会なので、それぞれの珪酸塩がどう違っているのか少しご説明させて頂こうと思った次第です。しばらくの間、お付き合い下さい。

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ポンペイ最後の日 [雑記(鉱物関連)]

さて、今日はコレクション紹介はちょっとお休みして、『ベスビオ火山』のお話です。先日の、ソロ珪酸塩鉱物 で、アヨアン・イゴカー さんのご指摘にあった通り、ベスブ石の名前の由来にもなった火山です。また、フィニクラ・フニクラの『赤い火を吹くあの山』でもあります。

今日8/24日は、イタリアのべスビオ火山が噴火してポンペイ市外が火山灰に埋まった、あの『ポンペイ最後の日』なんです。噴火したのは、なんと西暦79年。こんな昔の記録が残っている事に驚かされます。

当時の記録を見ると、最初は被害が街まで及ばないと思われていたらしく、途中から噴火が激しくなった時には、避難が間に合わずに人口の一割が一瞬で失われてしまったそうです。それにしても、雲仙普賢岳の火砕流を見た時も感じましたが、火山のエネルギーの大きさは、我々の想像を超えた物があると思います。温泉や鉱物資源をもたらしてくれる火山活動ですが、考えてみるととっても危険なんですよね。鉱物の美しさの裏には地球の計り知れないパワーが隠れている事を忘れてはいけないな~って思います。

富士山だって何時噴火するか分からないし、実際に大規模噴火したら直接被害も然ることながら、東京だって降灰で大変な事になりそうです。ただ、火山活動って、時間軸が人間の営みに比べて遥かに長いために、『気にしていたら暮らせないよ』って感じです。結局は、いざと言う場合をしっかり考えて準備をする事、その上で普段は過剰に怖がらない事。なんでしょうね。これは、もう火山大国『日本』に暮らす宿命かな?
タグ:火山

これからの鉱物・化石関連のイベント紹介(11月~3月) [雑記(鉱物関連)]

最近自分があまり外出できなくて、鉱物イベントに行く事がありませんでした。が、そろそろ鉱物関連のイベントチェックでもしようかな~と思います。これから予定されているイベントで、私が気になっているものを 幾つかご紹介してみます。

☆有隣堂さんで行なわれている化石・鉱物フェア
●化石・鉱物フェア(横浜駅西口トーヨー地下街店)
日時:10月31日(金)まで

●化石・鉱物フェア~地球からの贈り物~(有隣堂 藤沢店)
日時:11月10日(月)まで
神奈川県民ですので、地元の情報だけですみません^^;有隣堂さんのイベントで嬉しいのは、図書カードで石が買えちゃう事ですね。ソネットカード特典でソネットポイントを図書券に換えたのですが、これを使って石が買えるのは幸せですw

第17回 東京ミネラルショー
日時:2008年12月12日(金)~15日(月)
場所:池袋サンシャインシティ文化会館2F
ここで気になっているのは、『地中の宝探し』。~黄金探し編~では、河砂の中から砂金を採り出す『汰り分け』作業を体験できるイベントがあるそうです(参加費1000円)。~化石発掘編~では、魚類化石の原石を実際に使って、クリーニング(化石の余分な石を取り除く)作業を体験できるという物。化石だけじゃなくてクリーニングに使った道具も持ち帰れるそうです(参加費2500円)。どちらも11月から予約を受け付ける予定らしいですから、やってみたな~という人は要チェックですね。

第4回 Mineral the World in 横浜
日時:2009年3月27日(金)~29日(日)
場所:横浜市中区新港 横浜ワールドポーターズ
気が付くともう4回目なんですね~。体調を崩したりしてこれまで参加出来なかったのですが、今回は是非行ってみたいと思ってます。

☆大恐竜展 ~知られざる南半球の支配者~(仮)日時:2009年3月14日~6月21日
場所:国立科学博物館
鉱物ではなくて化石のイベントですが、国立科学博物館の展示予定として、3月からは大恐竜展だそうです。春休みに如何でしょうか?

他にもメジャーどころとしては、ホリミネラロジーさんのミネラルコレクティング Autum’08が11月末に予定されています。ミュンヘン・ミネラルショーの新着品が欲しい方は要チェックですね。
タグ:イベント

第17回 東京ミネラルショー(2008.12.12~15) [雑記(鉱物関連)]

今日から池袋・サンシャインシティー文化会館で開催されている東京ミネラルショー2008に行って来ました。

今年から2Fだけではなく3Fも会場になってました。10時前から並んだのですが、いや~凄い混雑でした。結局昼を過ぎても入場券を買い求める為の列がなくなる事が無かったのではないでしょうか?お蔭様で、先着順で配っていたポスター(カレンダー?)も頂けてラッキー!
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な~んて、思っていたら、抽選会でも緑の玉の5等だか6等だかが当たりました!やった~。ソネくじは全く当たりませんが、こんな所に幸運がw

気合も入ったところで、気になるブースを物色です。が、先日からお話している様に、ウン万円するUVライトを購入しようか迷っているのが災いして、持って行った予算に対して、購入した石が随分と安価・・・。つい節約してしまっている自分が居ます。ついでに、買うのが蛍光鉱物ばっかり・・・。こりゃー間違いなく買いますね。うん、きっとUVライトは買うでしょう・・・。

あと、今回は失敗した事が・・・カメラを忘れてしまったんです^^;
と言うことで、会場の写真はありません。Getしてきた子達を明日から紹介したいと思いますので、お楽しみに。



長波・短波切り替え型のUVランプ [雑記(鉱物関連)]

先日からお話していましたが、とうとう来ました。
そうこのブログでご紹介している蛍光写真を撮るのに使っているUVランプです。
DSC04858.JPG
最初は、ランプを借りて石を持ち込み撮影させて貰っていましたが、そのうち自分でも欲しくて堪らなくなり、結局購入しちゃいました。

これからは、心置きなくガンガン蛍光写真を撮れます!
と言う事で、来年は当分の間蛍光鉱物ばかりご紹介する事になりそうですが、お付き合い頂ければ幸いです。

モルダバイトの起源 [雑記(鉱物関連)]

モルダバイトってご存知でしょうか?テクタイトの一種で、モルダウ川流域で発見された事に因んでその名が着いた石です。一般には、旧チェコスロバキアから発見される緑色を帯びたテクタイトをモルダバイトと呼んでいます。

何故、こんな話を書いているかと言うと、ブログのメンテをしていたところ、不思議な事に気が付いたからです。特定の記事だけアクセスが一桁大きい・・・。賢明な読者のかたにはお分かりになられたかと思いますが、2月1日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』という番組内で、モルダバイトが紹介されたんです。ベッキーがモルダバイト採掘場で幸運のお守りとしてモルダバイトを掘ってくる話だったのですが、テレビの影響って凄いですね~。モルダバイトの写真がある記事が検索で引っかかり、多数のアクセスがあったようです。

まあ、私のブログでは石の販売はしてないので、どれほど訳にたったかは不明ですけど・・・。

折角ですので、モルダバイトについての考察を紹介してみようと思います(モルダバイトの本物と偽物の判別をする自信が無いので、未だ購入してないため、写真はありません^^;ご容赦下さい)。

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