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鉱物図鑑:ソロ珪酸塩 ブログトップ

緑簾石(エピドート)と水晶の共生結晶 [鉱物図鑑:ソロ珪酸塩]

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今日ご紹介するのは、緑簾石(エピドート)です。透明度の高い物は宝石として加工したりする場合もあります。サイズ:46mm×50mm

濃い緑色の緑簾石(エピドート)の隙間にキラキラ光る水晶の小さい結晶が沢山ついてます。大きなダークグリーンのエピドートの結晶と小さいながらもキラキラ輝くクリスタルのコントラストが印象的です。

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ダンブリ石(ダンビュライト) [鉱物図鑑:ソロ珪酸塩]

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メキシコ サンルイス・ポトシ産のダンブリ石(ダンビュライト)です。サイズ:10mm×20mm

ダンブリ石(ダンビュライト:Danburite)は、アメリカのコネチカット州 Danbury という場所から発見されたことから、この名が付いた鉱物です。屈折率が高く、表面光沢も強いので、キラキラと非常に綺麗です。結晶のままでも十分綺麗なのですが、ファセットカットを施したルースは、光に当てるとダイヤモンドの様に輝きます。以前は、九州で高品質の結晶が産出したため、ジャパニーズ・ダイヤモンドと呼ばれていた事もあるとか。
 

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ソロ珪酸塩鉱物 [鉱物図鑑:ソロ珪酸塩]

さて、本日は複合型の珪酸塩鉱物からSiO4四面体が2個重合したソロ珪酸塩鉱物をご紹介します。

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『ソロ』とは、ギリシャ語で『群』という意味です。SiO4四面体が2個連結した(Si2O7)6-イオンが構造の中心となる鉱物です。代表的な鉱物には異極鉱があります。しかし、普通はネソ珪酸の(SiO4)4-イオンと、水を伴った二次的な高圧変成鉱物を作ります。緑簾石(エピドート)等がこの例です。

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ダンブリ石(ダンビュライト) [鉱物図鑑:ソロ珪酸塩]

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ここ暫く、珪酸塩鉱物が続いていますが、今日はダンブリ石(ダンビュライト)をご紹介します。サイズ:30mm×10mm

ダンブリ石をご紹介するのは二回目となります(もう一つはこちら)。この子は、先日新宿に出た際に東京サイエンスさんで購入してきました。

ダンブリ石(ダンビュライト:Danburite)は、アメリカのコネチカット州 Danbury という場所から発見されたことから、この名が付いた鉱物です。屈折率の高さと表面光沢でキラキラと綺麗な石ですが、写真だと実物を見た時に感じるこの光沢感が今ひとつ出せません・・・。もっと撮影が上手くなりたいな~と常々思っているのですが、これが一向に上手くならない・・・。トップも綺麗なのですが、これまた写真だと光ってしまってよく分からないですね^^;

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国産異極鉱(ヘミモルファイト) [鉱物図鑑:ソロ珪酸塩]

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岐阜県 飛騨市 神岡鉱山 栃洞鉱床 

先日の東京ミネラルショー2009で購入した国産の異極鉱です。

ジャパン・ミネラルさんで購入してきました。このブースでは、ダンボールに国産標本がゴソっと置いてあって、1個500円、よりどり3個1000円で売られていました。結局チマチマと選んだ結晶を6個程購入しました。締めて2000円也。お買い得♪

ブルー・ヘモミルファイト(異極鉱)は、中国産で着色品が多く出回っているそうですが、国産のこんな小さな標本には、そんな心配ありませんw

神岡鉱山の異極鉱は、欲しいな~と思っていたので、小さいけど良い買い物となりました。

さて、今年の更新は今日で最後となります。
それでは、皆様良いお年を

異極鉱(ヘミモルファイト) [鉱物図鑑:ソロ珪酸塩]

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Ojuela Mine, Mapimi, Durango, Mexico

今日は、先日の第23回 東京国際ミネラルフェアで購入した、メキシコ産の異極鉱(ヘミモルファイト)をご紹介します。サイズ:51mm×38mm

異極鉱(ヘミモルファイト)は水を含む亜鉛の珪酸塩鉱物です。この標本のような無色透明の結晶と、青色の塊状という、二種類の代表的な産状が知られています。

異極鉱の名は、結晶の形からつけられたそうです。写真で放射状に並んでいる結晶の先端を見ると、尖って居る事が分かります。これに対し、見え難いですが、先端は平らな結晶も見られます。このように、結晶の両端の形状が異なっていることから、異極鉱と呼ばれるんです。


しかしながら、結晶の両端の形状が異なる鉱物は、他にも見られます。このような結晶は、異極晶と呼ばれるのですが、あくまで異極鉱はその代表例でしかないことを忘れてはいけないでしょう。

このような異極晶は、加熱や加圧によって静電気を帯びるという性質るのですが、何処かで聞いたことがある性質ではありませんか?そう、電気石も異極晶として知られている鉱物の一つなんですよ。

偶然ですが、いつもお世話になっているruya さんも、ヘミモルファイト(異極鉱)を同じミネラルフェアで購入されていたそうです。簡単トラックバック機能を使うのは初めてですが、上手くできているかな?
ヘミモルファイト(異極鉱)
ヘミモルファイト hemimorphite(異極鉱)[ ソロ珪酸塩鉱物 ] 成分:Zn4Si2O7(OH)2・H2O モース硬度:4.5〜5亜鉛鉱床の酸化帯に産出する珪酸塩鉱物のために、カラミン calamine(珪酸亜鉛鉱)の別名を持つ。この鉱物とスミソナイト(菱亜鉛鉱)との混合物をガルマイと言う。白や無色、淡青色、帯緑色、帯黄色、灰色、褐色などの色がある。・・・




蛍光鉱物の蛍光写真(異極鉱(ヘミモルファイト)の蛍光) [鉱物図鑑:ソロ珪酸塩]

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Ojuela Mine, Mapimi, Durango, Mexico

今日ご披露する蛍光写真は、異極鉱(ヘミモルファイト)です。左が蛍光下、右は短波紫外線(ピーク波長:254nm)をあてています。

これも先日、ミネラルフェアの戦利品としてご紹介したものです。買った時には、蛍光するとは思っていませんでしたが、家に持ち帰って確認してみると、短波紫外線で青白く蛍光するのが確認できました♪
蛍光する異極鉱もあるんですね~。

思いかげない事で、ちょっと嬉しいサプライズとなりました。

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