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鉱物図鑑:シクロ珪酸塩 ブログトップ
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ダイオプティーズの群晶 [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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以前ご紹介したのと同じカザフスタン産の翠銅鉱(ダイオプティーズ)ですが、微結晶が集まって群晶を作った標本です。サイズ:38mm×43mm

写真のように、珪孔雀石のカーテンに包まれるようにして、大きめの結晶をたくさんの結晶が取り囲む素敵な雰囲気を醸し出しています。そのままだと、ひっそりと奥のほうに結晶があるのでやや見難いんですが、光をあってやるとその鮮やかなグリーンが浮かびあがってきます。
 

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雲母上(マイカ)のアクアマリン [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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パキスタン産の緑柱石(ベリル)/アクアマリンです。母岩の雲母(マイカ)の上にたくさんの可愛いアクアマリンを見ることができる大きめの標本です。サイズ:130mm×98mm

パキスタン産のアクアマリンは、写真のように雲母(マイカ)付きで産出することが多いようです。ポイントは全てトップがしっかり残っていて、状態が良い結晶です。キラキラ光る雲母(マイカ)とのコントラストが楽しめる標本だと思います。いまいち写真ではアクアマリンが見えにくいのですが、撮影者の技量の問題で、実物はもっと素敵ですよ。
 

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緑柱石(ベリル)/コロンビア産エメラルド [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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5月の誕生石として知られる宝石、エメラルドです。以前ご紹介したのと同じコロンビア産のエメラルドになります。サイズ:60mm×38mm(最大結晶サイズ:5mm×6mm)

現在エメラルドの産地といえば、コロンビアが有名です。しかし、昔読んだ日経サイエンスに、『エメラルドが古代にたどった道』という記事があったのですが、それに拠るとコロンビアがエメラルドの主要な産地として交易に登場したのは16世紀以降で、それ以前の産地はヨーロッパやエジプト,アフガニスタンだったそうです。確かに、スペイン人が南米に上陸する前に、ヨーロッパと南米で貿易は無かったでしょうから、そうですよね。

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緑柱石(ベリル)/ロシア産エメラルド [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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5月の誕生石として知られる宝石、エメラルドです。既にご紹介した事のあるコロンビア産ではなく、ロシア ウラル産になります。サイズ:20mm×38mm

写真の様に、透明度は今ひとつながら、大きめのエメラルドの結晶に花崗岩がへばりついている標本です。コロンビア産のエメラルドが炭素質石灰岩や頁岩中を網目状に走る真っ白な方解石脈の晶洞に結晶するのに対して、この結晶は、塩基性の蛇紋岩に花崗岩質のマグマが貫入してエメラルドを晶出しています。

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ベニト石(ベニトアイト) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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アメリカ産ベニト石(ベニトアイト)です(サイズ:62mm×54mm)。
Benitoite Gem Mine San Benito County California
(MINERAL SERCH・Dallas,TX)

以前ご紹介した結晶と同じ産地、アメリカ カリフォルニア州産です。まあ、大きな結晶が取れる産地は、ここしか無いそうなので、私が持っているベニト石は、全てこのカリフォルニア州産なんですけどね。

母岩の中に半分埋まったベニト石の結晶は、この石に特徴的な面白い形状を 見る事が出来ます。ただ、残念な事にクラックが多数あり、剥がれないように接着処理しているようです。

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ナミビア産 翠銅鉱(ダイオプティーズ) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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以前ご紹介したカザフスタン産の翠銅鉱(ダイオプティーズ)は、ややブルーが入っていましたが、深いグリーンが特徴のナミビアのメツブ産 翠銅鉱(ダイオプティーズ)をご紹介します。サイズ:32mm×28mm

翠銅鉱(ダイオプティーズ)は、珪孔雀石(クリソコラ)と同じ銅の珪酸塩鉱物になります。含銅鉱物にはグリーンが多いですが、その中でも写真のように深いグリーンは、格段に美しく魅力的だと思います。写真の結晶は、共生鉱物として水晶を伴い、ダイオプティーズのディープグリーンとクリアな水晶の対比が絶妙です。

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リチア電気石(エルバイト)/紅電気石(ルベライト) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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ブラジル産の紅電気石(ルベライト)です(サイズ:26mm×22mm)。

ご覧の通り、ブラジルのラジルのミナス・ジェライス州産の美しい宝石品質の紅電気石(ルベライト)の結晶です。残念ながらトップは欠落しています。それにしても同じ紅電気石(ルベライト)ながら、以前ご紹介したカリフォルニア州産の不透明な結晶と違って、透明度が高くて綺麗な結晶。同じ石なのに不思議です・・・。

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緑柱石(ベリル)/エメラルド [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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母岩付きのコロンビア産緑柱石(エメラルド)、一緒に見えているのは、黄鉄鉱(パイライト)です。

小さいながらも、六角柱の形状がはっきり分かる綺麗な結晶の他、更に小さなエメラルドとパイライトが母岩のあちこちに見る事が出来ます。エメラルドの発色原因はクロムやバナジウムが知られていますが、コロンビア産の物はクロム起因の発色なんだそうです。

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翠銅鉱(ダイオプティーズ) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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以前ご紹介したカザフスタン産,ナミビア産に続き、コンゴ産の翠銅鉱(ダイオプティーズ)をご紹介します。サイズ:42mm×31mm

既にカザフスタン産,ナミビア産をご紹介したように、翠銅鉱(ダイオプティーズ)は、その美しい光沢と深いグリーンが素敵でエメラルドと比べても遜色のない鉱物だと思います。しかし、小さな結晶で産出すること多い,硬度5と柔らかい,劈開があるという点から宝石に加工されることはありません。

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ベニト石(ベニトアイト) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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アメリカ産のベニト石(ベニトアイト)です(サイズ:36mm×32mm)。

今回のベニト石は、小さなサイズです。しかし、小さいながらも、白いソーダ沸石の中に黒い海王石(ネプチュナイト)を伴う典型的な標本で、見栄えは良く、飾っておくのに最適です。
ベニト石は、主に白い曹達沸石を母岩として産出し、黒い海王石の結晶や、黄色いジョアキン石を伴う場合がありますが、写真の標本では、沸石に半分埋まったベニト石の反対側(写真だと左上)に、極小サイズの海王石が乗っています。
 

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