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鉱物図鑑:フィロ珪酸塩 ブログトップ
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葡萄石(プレーナイト) [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

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淡いグリーンが綺麗な葡萄石(プレーナイト)です(産地:スペイン)。サイズ:52mm×34mm

以前にご紹介した葡萄石(プレーナイト) と同じ、スペイン産です。葡萄石の標本で、私が良く目にするのは、アメリカ ニュージャージー州産,マリ産の緑廉石と共生した結晶,ここ数年で多く見られるようになった中国産,そしてスペイン産でしょうか。コレクターとしては、同一産地よりは他の産地の物を集めたい所ですが、気に入った標本で値段との折り合いが付かず、これがなかなか難しい・・・。

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フィロ珪酸塩鉱物 [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

今日は層状の構造を持つ珪酸塩、フィロ珪酸塩です。

フィロ珪酸塩.jpg
フィロ珪酸塩鉱物は、図の様に、複鎖状チェーンが更に連結したような平面構造を持っています。SiO4六角環が平面に幾つも連結し、ているので、六角形の環内に大きな空隙が出来るので、シクロ珪酸塩と同じように比重が小さい鉱物が多いようです。また、この平面構造に沿った劈開もフィロ珪酸塩鉱物に共通した特徴です。『フィロ』は、ギリシャ語で『葉片のように薄い』という意味なんだそうですが、この特徴的な劈開から付けられたのかもしれませんね。

代表的なフィロ珪酸塩鉱物は、次の通りです。

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魚眼石(アポフィライト) [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

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インド産の魚眼石(アポフィライト)です。サイズ:32mm×28mm

白い沸石の上に、立方体で淡いグリーンの魚眼石(アポフィライト)が沢山乗った共生結晶です。四角い結晶と、何とも淡いグリーンの取り合わせが可愛い標本ですよ。

以前お話したと思いますが、魚眼石は不純物が無いと無色透明なんだそうです。この地域の魚眼石の緑色の多くは、バナジウム由来の発色らしいのですが、写真の結晶には0.1%未満というほんの僅かしか含まれていないため、淡い緑色を呈するそうです。

葡萄石(プレーナイト) [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

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Carchelejo, Jaen, Madrid, Spain
淡いグリーンの葡萄石(プレーナイト)です(産地:スペイン)。サイズ:55mm×48mm

この写真の葡萄石(プレーナイト)も、以前ごご紹介した葡萄石(プレーナイト)と同じ、スペイン産です。ず~っとマリ産の緑廉石と共生した真んまる結晶の葡萄石を探しているのですが、値段が折り合わず・・・。結局またスペイン産を買ってしまいました^^;

なかなか、これだ~!っていうのが、手ごろな価格で売ってないんですよね~。こればかりは、仕方が無いのでぼちぼちと探す事にしますw

因みに、以前もご紹介しましたが、葡萄石(プレーナイト)の名前の由来は、その産状から来ています。良く見られる結晶が、葡萄状でマスカットのような緑色をしている事から葡萄石と呼ばれるそうです。葡萄状の結晶は、よく見ると微細な四角板状結晶が集まって出来ているんですよ。

リチア雲母(リピドライト)~東京ミネラルショー2008の戦利品 [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

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Minas Gerais, Brazil

ブラジル産のリチア雲母です。60mm×40mm。

淡いラベンダーカラーなのですが、写真だと今ひとつですね・・・。
これは、息子と剥がして遊ぶ日が来るのを期待して購入しました。コレ位のサイズだと剥がして遊ぶのにも十分でしょうw

まあ、暫くは引き出しで眠る事になると思います。

魚眼石(アポフィライト) [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

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以前ご紹介したプーナ(インド)産の魚眼石(アポフィライト)を撮り直してみました。サイズ:36mm×52mm

おそらく苦灰石と思われる白い母岩に透明度の高い綺麗なアップル・グリーンの結晶がのってる、お気に入りの品です。緑色の石って個人的に結構好きです。前回の翠銅鉱(ダイオプティーズ)のような深い緑も良いのですが、この魚眼石(アポフィライト)のようなアップル・グリーンもなかなか素敵です。

魚眼石の名前の由来は、何度かご紹介した事がありますが、アポフィライト(Apophyllite)の別名 Fish-eye stone の直訳から来いてます。石の放つ白い輝きが、魚の眼に似ていることからFish-eye stone と呼ばれるそうです。

この結晶を見ていると、他に素敵な名前は付けられなかったのかな~なんて思ったりしちゃいます。だって、魚の目石ですよ^^;
こんなに綺麗なのにな~。

葡萄石(プレーナイト) [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

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Carchelejo, Jaen, Madrid, Spain
これも、取り直した一枚。葡萄石(プレーナイト)です。サイズ:55mm×48mm

私の持っている葡萄石(プレーナイト)は、スペイン産ばかりです。マリ産の緑廉石と共生した真んまる結晶の葡萄石も欲しいのですが、未だコレだ!って子には出会えず(手が出ず)仕舞い・・・。まあ気長に探す事にします。

そういえば、堀さんのミネラルコレクティング Autumn 09も国際ミネラルアート&ジェム展(10月2日~5日)も行かないまま終わっちゃったな~。最近は子供を連れてのお出かけとか、運動会などの幼稚園行事もあったりして、そうそう自分の趣味で出かける訳にも行かなくなりました。まあ、お出かけは楽しいから良いんですけどね^^;

ミネラルショーは、人混みの中長時間居る事になるので、これからの時期は豚インフルエンザにも気をつけたい所です。

魚眼石(アポフィライト) [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

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Jalgaon, India.
久々に初出しの一枚。インド産の魚眼石です。サイズ:22mm×13mm

写真の様に、ツンツン頭の小さな魚眼石(アポフィライト)です。なんとなはなしに、イガグリ頭の中学生って感じがします。まあ、今では部活動をやっている子供でも普通の髪型なので、昔ほどイガグリ頭の中学生ってのを見かけなくなりましたけど^^;

これまでに何回か魚眼石(アポフィライト)をご紹介してきましたが、殆どインド産ばかり。この子もやっぱりインド産です。魚眼石(アポフィライト)は、各地で産出しますが、インドのデカン高原の玄武岩からは透明度が高く、鮮やかなアップルグリーンの結晶を始、多彩な色・形の結晶が産出する事がしられ、多くの標本が出回っています。

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ピンクマイカ [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

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先日の東京ミネラルショー2009で購入した水晶と雲母の共生結晶です。サイズ:95mm×78mm。

海外出展のKhushal Gem Stoneさんで購入したのですが、雲母が薄紫~ピンク色をしています。店主はピンクマイカで希少だよとおっしゃるのですが、ピンクマイカって何?

試しに雲母を剥がしてみると、断面はピンク色ではないので、雲母の表面にピンク色の何か別の結晶が張り付いているのか?とも思うのですが、分かりません。もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教授下さい。

因みに、このお店、アクアマリンなどのパキスタン産の結晶が格安で売られていました。興味はあったのですが、アクアマリンは結構持っているので、購入は見送りました。

魚眼石(アポフィライト) [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]

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魚眼石(アポフィライト:Appopyllite)Poona,India サイズ:43mm×60mm

今日ご紹介するのは、グリーン・アポフィライトです。私のコレクションでも数の多い、魚眼石(アポフィライト)ですが、色形共に多様で収集していても飽きません。
この標本は、沸石などを伴う母岩上に、少し淡い緑色の魚眼石結晶が乗っていて、バランスが良いと思います。

結晶の透明度や緑色の濃さ、結晶の大きさや形状で値段はピンキリですが、限られた予算の中で、気に入った結晶を探すのも楽しいですよね♪



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