水晶のクラスター(立体視) [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
今回は、ちょっと遊びで、アナグリフ画像にしてみました。
左が赤、右が青の赤青メガネを利用して頂けると、立体画像として見えるはずです。
このクラスターは20cm程もあるので、撮影が楽でしたが、もっと小さい標本でだと右目用カメラと左目用カメラの間隔を短くする必要があって、ちょと難しいんです。
奥行きがある写真が撮れず、腕が悪いな~と思っていましたが、別のアプローチで立体感を出そうというこの試み。好評でしたら、今後も時折公開してみようと思います。
そうそう、赤青眼鏡なんて持ってないよ~という人のために、交差法のステレオ写真も載せておきますね。
さて、本文と脈絡がありませんが、今週はいよいよ第18回 東京ミネラルショーです。
今回はどんな出会いがあるか楽しみです。円高で安くなっていると嬉しいんですけどねw
エルムウッド産蛍石(立体視) [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
巷では、3DTVが紹介され、3D映画のアバターも興行収入で記録を更新中。2011年は3Dがキーワードになりそうです。そこで、以前試してみたアナグリフ画像の第二弾をアップしてみました。
Elmwood ,Smith County ,Tennessee, USA
左が赤、右が青の赤青メガネを利用して頂けると、立体画像として見えるはずです。
前回の水晶のクラスターより飛び出す感が出ていると思います。
奥行きがある写真が撮れず、腕が悪いな~と思っていましたが、別のアプローチで立体感を出そうというこの試み。暫く続けてみようかとおもいます。お付き合い下さいませ m(_ _)m
今回も、赤青眼鏡なんて持ってないよ~という人のために、交差法のステレオ写真もアップしておきます。
Elmwood ,Smith County ,Tennessee, USA
左が赤、右が青の赤青メガネを利用して頂けると、立体画像として見えるはずです。
前回の水晶のクラスターより飛び出す感が出ていると思います。
奥行きがある写真が撮れず、腕が悪いな~と思っていましたが、別のアプローチで立体感を出そうというこの試み。暫く続けてみようかとおもいます。お付き合い下さいませ m(_ _)m
今回も、赤青眼鏡なんて持ってないよ~という人のために、交差法のステレオ写真もアップしておきます。
カザフスタン産紫水晶(アメシスト) [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
Balkhash Lake, near Preozersk,Karaganda Oblast ,Kazakhstan
以前ご紹介した事 もあるカザフスタン産の紫水晶(アメシスト)をアナグリフ画像にしてみました。アメシストの結晶サイズ:10mm×11mm×13mm
こうすると、よりコロッとした短柱状の結晶の雰囲気と、薄い板状の母岩の感じが伝わるのでは無いでしょうか?
※左が赤、右が青のフィルターが付いた赤青眼鏡をかけてご覧になっていただけると、立体画像がお楽しみ頂けます。
私の好きな石でして、バナーにも使ってたりします。
このような紫水晶(アメシスト)は、カザフスタンのバルハシ湖西岸で採れるそうです。何故この紫水晶はこんな形なのかについて、以前も考察してみました(『カザフスタン産紫水晶(アメシスト)』
アメジストクラスターカザフスタン産 AMkraK18【10P02Mar14】 |
霰石(アラゴナイト) [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
メキシコ産のあられ石(アラゴナイト)のアナグリフ画像です。サイズ:110mm×76mm
独特の形状が立体的に伝わるでしょうか?このような形状の霰石は、山珊瑚とか白珊瑚と呼ばれる事もあります。その形が海の珊瑚のようだからです。
しかし、霰石の形状は写真のような物ばかりではありません。このブログ内でも幾つか紹介していますが、霰石の結晶形は、本当に多彩です。スペインのアラゴン産に見られる擬六方結晶のイガグリ状、魚卵状と知らなければ、同じ鉱物だとは思えないかも知れませんね。
個人的には、この写真のような珊瑚のような霰石(アラゴナイト)が好きだったりします。
そうそう、山珊瑚というと、マウンテンコーラルと呼ばれる石もあります。こちらは、同じ山珊瑚でも本物の珊瑚の化石です。ちょっと紛らわしいですね。
因みにアクセサリーで山珊瑚と言えば、殆どはこちらのマウンテンコーラルを指すようです。
アラゴナイト 『人脈の石』 |
セレナイト(レッドリバー産) [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
Red River Spillway Winnepeg Manitoba Canada
いまいちな飛び出し感ですが、今日は、透石膏(セレナイト)のアナグリフ画像です。70mm×38mm
石膏(Gypsum)は、成分が全く同じでも、結晶の形状で様々な名前で呼ばれます。写真の様な板状結晶で透明なものを透石膏(Selenite)、繊維状結晶が同じ向きに集合しているものを繊維石膏(Satinspar)、細かい結晶が集まって塊状になったものを雪花石膏(Alabaster)って感じです。名前も、形状も違いますが、全部成分は同じ硫酸カルシウム・2水和物で、骨折の時に使うキプスと同じなんですよ。
写真の石膏は、透石膏(セレナイト)。板状結晶のトゲトゲ感がもっと表現できるかと思ったのですが、なんだか今ひとつな気も・・・。構図の問題なのでしょか?
さて、この透石膏(セレナイト)は、カナダのレッドリバー産なのですが、この産地のセレナイトは強蛍光性を示す事で知られています。この石の蛍光写真もブログ内でご紹介していますので、良かったらご覧になって下さい。
『蛍光鉱物の蛍光写真(透石膏(セレナイト)の蛍光)』
メキシコ産蛍石 [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
Sabinas Mine Melchor Musquiz, Coahuila Mexico
今日は、メキシコ サビナス鉱山産の紫蛍石(パープルフローライト)のアナグリフ画像です。サイズ:58mm×51mm
この標本は、ラヴェンダーカラーの透明感がある結晶が綺麗です。透明感と立方体の細かい結晶の雰囲気が伝わると良いのですが、いかがでしょうか?
丁度、去年ご紹介したの(『蛍石(フローライト)/パープルフローライト』)と、反対側から撮影しています。
この標本の産地は、メキシコ中央部のチワワ州です。このチワワ州には鉱山が多く、蛍石もその産出物の一つです。多くは、蛍石の結晶形は、立方体や八面体、はたまた球状と様々です。その中でも、この産地の蛍石は、基本的に細かい立方体のクラスターで産出する事が多いようです。
メキシコ産玉髄(カルセドニー) [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
Rose Prospect, Sierra Co., New Mexico
今日ご紹介するのは、メキシコ産玉髄(カルセドニー)のアナグリフ画像です。サイズ41mm×32mm
この玉髄(カルセドニー)は、東京ミネラルフェア2008で買ってきたもので、長波紫外線で緑色に蛍光します。蛍光写真も公開していますので、是非ご覧下さい(『蛍光鉱物の蛍光写真(玉髄(カルセドニー)の蛍光)』)。
こうしてみると、玉髄というだけあって、脳みそっぽい感じがしませんか?アナグリフにしてより脳っぽい感じが増したような気がします。
玉髄は、水晶と同じ石英なのですが、目には見えないサイズの微細結晶の集まりです(潜晶質石英)。層状になり縞模様があるものを馬の脳に似ているから瑪瑙(アゲート)と呼ぶのですが、玉髄だって脳みたいです。国語辞典で調べると『髄』・・・1)腎臓・副腎・卵巣などの器官,.2)脳・脳髄・脳蓋などの古称とあるように宝石で出来た脳ですからw
サボテン水晶(カクタスクォーツ) [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
スペイン産蛍石 [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
Reguerin, La Viesca Asturias, Spain
今日は、無色透明の蛍石のクラスター(スペイン産)を使ったアナグリフ画像です。サイズ:50mm×32mm
この標本は、四角い透明な蛍石が集まったクラスターです。雰囲気が上手く伝わると良いのですが・・・。
蛍石(フローライト)は、本来無色透明なのですが、微量の含有物による発色が見られ、青、赤、黄、紫と、まさに色とりどりの結晶が見られます。このブログでも様々な色の標本をご紹介しているので、良かったらご覧になって下さい。
一方で、意外と標本で無色透明な物は見かけません(私の持っている中ではモロッコ産とスペイン産に透明な標本があるくらいかな)。そんな透明な結晶をお楽しみ頂ければ幸いです。
蛍石(フローライト)/グリーンフローライト [鉱物図鑑:アナグリフ画像]
Yaogangxian Mine Hunan China
今日は、中国産の蛍石(フローライト)をご紹介します。中国産の蛍石は市場では多く見かけます。透明度の高い物や形が面白い物など様々です。サイズ:80mm×72mm
写真の標本は透明度の高い六面体の蛍石のクラスターです。以前ご紹介したものと同じYaogangxian Mine産ですが、コチラの方が緑色が濃く、結晶形も大きめです。
さて、蛍石は純粋なフッ化カルシウムだけの結晶であれば無色透明なのですが、殆どの結晶で様々な色がついています。これは中に微量に含まれる成分由来という事が分かっています。元素の種類や量によって色が違うのでカラーバリエーションが豊富になるという訳です。
さて、発色させる成分がある一方で色を消す方法も知られています。
蛍石には、多くの面白い特徴がありますが、色分散が非常に小さくカメラや望遠鏡で知られる色収差をおこしにくい材料です。それだけで色収差が全部無くなる訳ではなく、他にも色々と工夫は必要なのですが、このような性質からレンズとして有効な材料として知られています。
レンズとして使用する場合には、理想として全波長域で透過率が高い(透明である)ことが求められます。そこで、色を消す研究が盛んに行なわれてきたという訳です。実際の方法については、またの機会にご紹介したいと思います。
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