方解石(カルサイト)上のミメット鉱(ミメタイト:Mimetite) [鉱物図鑑:砒酸塩鉱物]
メキシコ チワワ州のサンタ・ユーラリア鉱山産のミメット鉱(ミメタイト)です。サイズ26mm×30mm
ミメット鉱は各地で産出しますが、基本的にはイエローで、六角柱,六角板状,球状,葡萄状等とさまざまな結晶で見ることが出来ます。他の石と共生した標本も多く、写真では方解石の上に黄色の可愛いミメット鉱の葡萄状結晶が乗ってます。他にも同じ燐灰石グループのモリブデン鉛鉱(ウルフェナイト)や、緑色のダフト石(ダフタイト)等さまざまな石と共生した標本が流通しているようです。
ミメット鉱は鉛の砒酸塩鉱物(Pb5(AsO4)3Cl)なので比重が重く、大きめの標本は、手に取るとずしりと重いんですよ。同じ鉛のリン灰石族(アパタイト・グループ)には緑鉛鉱(Pb5(PO4)3Cl)やバナジン鉛鉱(Pb5(VO4)3Cl)があるので、次回はバナジン鉛鉱(ヴァナディナイト)をご紹介したいと思います。
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