魚眼石(アポフィライト) [鉱物図鑑:フィロ珪酸塩]
プーナ(インド)産の魚眼石(アポフィライト)です。おそらく苦灰石と思われる白い母岩に透明度の高い綺麗なアップル・グリーンの結晶がのっています。(サイズ:36mm×52mm)
魚眼石は、写真のアップル・グリーンの他に無色透明をはじめとしてカラーバリエーション豊かな結晶がみられます。私のコレクションにも無色やオレンジ,褐色と様々な魚眼石があります。魚眼石という名は、アポフィライト(Apophyllite)の別名 Fish-eye stone の直訳から来いてます。石の放つ白い輝きが、魚の眼に似ていることからFish-eye stone と呼ばれるそうです。
スコレス沸石や束沸石(スティルバイト)等他の鉱物を伴う事も多いです。
石の成分は、カリウムやフッ素、水酸基を含む珪酸塩の鉱物で、フッ素と水酸基の割合でフッ素魚眼石(fluorapophyllite)や水酸魚眼石(hydroxyapophyllite)に細かく分類されます。普通は、魚眼石といえばフッ素魚眼石を指しています。
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