SSブログ

自発光と言えば・・・ (光と色の話 第11回) [光と色の話]

ルミネッセンスを使った製品は多くありますが、最近はやりの有機ELもその一つ。そもそも、ELって電子ルミネッセンス(Electroluminescence)の略なんです。

そもそも何で有機ELがもてはやされるのか?これは今主流の液晶との差にあります。液晶ディスプレー(LCD)も有機ELディスプレーもどちらも薄く、フラットパネルという特徴があります。でも、色を作る過程に大きな違いがあります。どちらもRGBという光の三原色で色を作っていますが、液晶の場合は白色のバックライトの光をRGBのフィルターを通す事でRGBの光を作っています。対して有機ELは、発光ダイオードと似ていますが、電子によって有機分子が励起され、元の状態に戻るとき光が放出されます。この光がRGBの三種類用意してあります。

さて、この差が何に効いてくるか・・・。LCDでは黒い部分を作るのに、RGB全てのフィルターを通しています。よって真っ白な画面も真っ黒な画面も使われるエネルギーは殆ど変わりません。対して有機ELの場合、真っ黒な画面=何もしないという事になります。色を付けたい所だけにエネルギーを使う事になるので省電力化しやすいんです。

いやー我が家にも一台欲しいんですけど、大型の有機ELって何時頃市販されるんでしょうね~。まあ高くて最初は手が出ないきもしますけどw
nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 5

コメント 2

小夜

・・・有機EL、確かに液晶やプラズマが登場した時同様高いでしょうねーー
でも、省電力というところが魅力です。
早く量産されないかなぁ~・・・って当分購入できませんが^^;
(約3年前に液晶購入したものですから・・・)

by 小夜 (2008-09-22 08:38) 

optimist

小夜 さん、こんにちは。
テレビは3~5年位で次が欲しくなるけど、実際には10年位は使っちゃいますよね~。
でも店頭でみた有機ELの暗部の美しさは、やはり惹かれるものがあります・・・。
by optimist (2008-09-22 14:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。