重晶石(バライト) [鉱物図鑑:硫酸塩鉱物]
前回のエトリング石とは硫酸塩鉱物つながりと言うことで、今日は重晶石(バライト)です。
既に何度かご紹介したことのある重晶石(バライト)ですが、賢者の石なんて思われた時もあった事をご存知でしょうか?
17世紀のヨーロッパでボローニャ石と呼ばれた石。この石は太陽光にさらした後、暗い場所におくと、蓄光してぼ~っと光るんです。今でこそ、燐光という現象として解明され、硫化亜鉛やアルミン酸ストロンチウムなどの蓄光剤が時計の文字盤など生活の周りで普通に使われています。しかし17世紀の錬金術師などは、この不思議な現象に魅了され、賢者の石では?と思う人もいたそうです。
正確には、重晶石(バライト)ではなく、ボローニャ産の重晶石(じゅうしょうせき)を焼き固めて作った物だそうです。この地の重晶石には微量金属が多く含まれるために、焼成の過程で燐光を発する成分が得られたのでしょうね。
こんばんは
”賢者の石”の話は知りませんでした。ボローニャと言えば、サッカー・パスタ・ソーセージしか、連想できません。失礼いたしました。
by chal (2009-11-09 01:18)
こんにちは。
アルミン酸ストロンチウムは有機ELの材料にも使われている
ようですね。勉強になりました。
by Bacchus (2009-11-09 21:47)
chal さん、こんばんは。ボロネーズ、私は大好きです♪
でもジェノベーゼも捨て難いし、カルボナーラも・・・
Bacchus さん、こんばんは。
有機ELに使われているのは、知りませんでした。そうなんだ~。
それにしても、鉱物その物は知らなくても、そこから派生した製品が身近にあったりして、考えてみると面白いですよね。
by optimist (2009-11-09 22:03)
ご訪問 & nice ありがとうございました。
お時間ありましたら、遊びに来て下さい。
by ビアンカ (2009-11-14 12:57)
ビアンカ さん、こんばんは。
また、遊びに伺いますので、よろしくお願いします。
by optimist (2009-11-14 22:04)