ベニト石(ベニトアイト) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]
アメリカ産のベニト石(ベニトアイト)です(サイズ:36mm×32mm)。
今回のベニト石は、小さなサイズです。しかし、小さいながらも、白いソーダ沸石の中に黒い海王石(ネプチュナイト)を伴う典型的な標本で、見栄えは良く、飾っておくのに最適です。
ベニト石は、主に白い曹達沸石を母岩として産出し、黒い海王石の結晶や、黄色いジョアキン石を伴う場合がありますが、写真の標本では、沸石に半分埋まったベニト石の反対側(写真だと左上)に、極小サイズの海王石が乗っています。
海王石(ネプチュナイト(Neptunite))は、ギリシャ神話の海王『ネプチューン(Neptune)』に因んで付けられました。ネプチューンの名を冠している割に、見た目は写真の様に黒~赤褐色の結晶です。もっと青い結晶の方が似合っていると思うのは、私だけでしょうか?
何故、『ネプチューン』なのか?それは、この石が、錐輝石(エジリン)と共生した結晶で発見された事に因ります。エジリンは、北欧神話の海の神『エーギル(Aegir)』の名を冠する石なので、共生していた石も海の神って事で、ローマ神話の『ネプチューン』となったんだとか・・・。
2008-07-07 00:00
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コメント(2)
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むぅ~~~!
本当に素敵な標本を沢山お持ちですね!
>海王石(ネプチュナイト(Neptunite))
鉱物ってネーミングが素敵なのもまた魅力ですよね。
石って楽しい~~~♪
by mistletoe (2008-07-07 18:04)
mistletoeさん、ありがとうございます。
チマチマと集めてきたので、数だけは揃ってきました。
こうして皆さんにご紹介する事で、自分だけで楽しむ以上の楽しみが出来て喜んでおります。
それに、mistletoe さんをはじめ、他の方のコレクションを拝見するのも楽しいですし、ブログ開設時のポイント欲しさに始めましたが、ラッキ~って感じです。
今後ともよろしくお願いします。
by optimist (2008-07-08 23:07)