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翠銅鉱(ダイオプティーズ) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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深いグリーンが特徴のナミビアのメツブ産 翠銅鉱(ダイオプティーズ)をご紹介します。サイズ:38mm×34mm

この産地であるナミビアのメツブ鉱山、カザフスタンと並び翠銅鉱の主要産地ですが、地下坑道が水没し、1996年に閉山してしまったそうです。しかし、その後も標本用の採掘はされていたり、標本のストックも十分あるようなので、依然として多くの標本を見ることができます。

翠銅鉱の英名は、ダイオプティーズ(dioptase)ですが、これはギリシャ語の『透してよく見える』という意味のdiaopsomaiに由来しているのは、以前ご紹介しました。さて、何が透かしてよく見えるのでしょう?

答えは、『結晶内に見える劈開を示す鮮やかな輝き』です。これについて、次の様な話が伝わっています。
18世紀後半、最初にこの石をダイオプテーズ(Dioptase)と名づけて専門誌に発表したのは、鉱物学者ルネ・ジュスト・アユイです。彼は、パリの自然史博物館に展示されていたロシア産の翠銅鉱の結晶内に、劈開を示す鮮やかな輝きをみつけました。つまり、エメラルドではない新種鉱物だ!名前は『透かして(劈開が)見える』からDioptaseにしよう。・・・という事なんだそですよ。

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ruya

optimistさんはいくつもダイオプティーズをお持ちですが、これもまた光沢と深いグリーンが素敵な子ですね・・・!
宝石として使えないのが本当に残念ですが、ダイオプティーズは原石の塊の方が見ていて楽しいです(笑)。
by ruya (2008-07-30 08:47) 

optimist

ruyaさん こんばんは。
ブログに載せるようになるまで、気がつかなかったのですが、改めて見ると翠銅鉱が沢山になってしまってますね^^;
何時の間に増殖したんだろう?って感じです。

by optimist (2008-07-30 22:37) 

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