蛍光鉱物の蛍光写真（蛍石（フローライト）の蛍光）

今日は、蛍石（フローライト）の蛍光写真です。左が蛍光下、左が蛍光下、右は長波紫外線（ピーク波長：３６５ｎｍ）をあてています。

この標本は、お馴染みのイギリス、ロジャーリー（Ｒｏｇｅｒｌｅｙ）産の蛍石（フローライト）です。茶褐色の母岩上の濃緑色の結晶は、紫外線をあてると本当に強い輝きを発します。他の蛍光鉱物とは桁違いの輝きで、安いブラックライトでも十分撮影可能。他の鉱物を撮る条件と同じにすると、ハレーションを起こしてしまうほどです。

これらの蛍石を産出するイギリスのダーラム（Ｄｕｒｈａｍ）地方には、古くから鉛鉱山が多数開発されてきたそうです。そもそもは、その副産物として採れたのが蛍石なんだそうです。最も多く出回っているのは、ロジャーリー（Ｒｏｇｅｒｌｅｙ）鉱山の濃緑色のこの結晶では無いでしょうか？

ミネラルフェアでも必ずと言って良い程、見かけます。他にも紫色や黄色と多彩な蛍石が産出したようで、これらは高値で取引されています。

ミネラルフェアと言えば、いよいよ今週末から東京国際ミネラルフェアですね。私も５日間は無理にしても一回は行こうと思っています。新しい子は、次回からご紹介したいと思いますのでお楽しみに。
※今回はマスクが必携なのかな？

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タグ：イギリス産 蛍光写真 蛍光鉱物 蛍石

コメント 5

こんにちは。
エメラルドみたいに鮮やかな結晶ですね。
研磨して指輪に載せられるぐらいのサイズの
結晶って取れるのでしょうか？（^^;
by Bacchus (2009-06-02 05:38) 

ご無沙汰しております。
ミネラルフェア、一度行ってみたいです･･･

マスクは、あった方がいいかもしれませんね～
関東地方でも最近は出ているようですし･･･
普通のインフルエンザ並といいますが、お気をつけて！
by にゃんこ (2009-06-03 17:52) 

Bacchus さん、こんばんは。
蛍石は大きな結晶が取れますよ～♪ただ、モース硬度が４と低く、また劈開しやすい事もあって、ルースに加工される事は多くないようです。

にゃんこ さん、こんばんは。
是非機会があれば行って見てください。
実は既に風邪で体調を崩しているので、これ以上悪化させないようにしないと・・・。とかいいながら、会場の熱気にあてられると、かなり疲れますけど＾＾；
by optimist (2009-06-03 23:09) 

すごい蛍光ですね。
いよいよミネラルフェアですね。
ニャンコさんの言われるようにちょっとインフルエンザが心配だなぁ。
by すうちい (2009-06-04 12:11) 

すうちい さん、こんばんは。
会場は、今年も凄い人出だと思いますので、インフルエンザには十分注意したいと思います。
by optimist (2009-06-05 00:28)