クリード石(グリーダイト) [鉱物図鑑:ハロゲン化鉱物]
Mina Navidad,Abasolo, Durango, Mexico
今日はメキシコ産のクリード石をご紹介します。サイズ:49mm×38mm
クリード石は、フッ素を含むのでハロゲン化鉱物に分類されますが、カルシウム、アルミニウムと硫酸塩の化合物でです。その名前クリード石(Creedite)は、産地であるアメリカ合衆国コロラド州Creed地区にちなんで命名されたそうです。と言っても、写真の石はメキシコ産ですw
このクリード石、純水な物は無色ですが、この標本は褐色がかっています。。前から一つくらい欲しいな~と思っていたのですが、最近になってようやく手に入れました。それにしてもシャープな結晶がイガグリ状の結晶を作っていて、面白い形でしょう?まるでウニみたい。
クリード石(Creedite)18【あす楽対応】【10P24Dec15】 |
ボレー石(Boleite) [鉱物図鑑:ハロゲン化鉱物]
ボレー石(Boleite) Amelia mine, Boleo, Santa Rosalia, Baja California, Mexico サイズ:16mm×18mm
化学式は、KAg9Pb26Cu24Cl62(OH)48
この標本は、立方体の濃青色の結晶が、白い硫酸鉛鉱上に乗っています。ボレー石は、鉛を含む硫化鉱物帯で、風化により変質することで産出するのだそうです。
とても小さい結晶ですが、光を当てると青く輝いてきれいですよ♪
でもこの産地、現在ではすべてブルドーザーで平坦にされており、完全に絶産になってしまったと聞きました。勿体な~い。
ボレアイト 1.11ct (12590)10P09Jan16 |
氷晶石(クリオライト:cryolite)※菱鉄鉱を伴う [鉱物図鑑:ハロゲン化鉱物]
氷晶石(クリオライト:cryolite) Ivigtut,Arsuk-Fiord,Greenland サイズ25mm×32mm
今日ご紹介するのは、氷晶石(クリオライト:cryolite)です。
化学式はNa3AlF6。ヘキサフルオロアルミン酸ナトリウム(Sodium hexafluoroaluminate)。
氷晶石は、1799年にこの標本の産地でもある西グリーンランドのイビクドゥト(Ivigtût、現在のイヒドゥート(Ivittuut))で発見されたハロゲン化鉱物です。発見当初は、外観が氷に似ていることから「解けない氷」と考えられ、その名前がついたのだそうです。非常に稀な鉱物で、今でも結晶としてまとまった量産出するのはグリーンランドだけと聞きます。