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鉱物図鑑:シクロ珪酸塩 ブログトップ
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翠銅鉱(ダイオプティーズ) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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今日は、翠銅鉱(ダイオプティーズ)をご紹介します。。サイズ:28mm×26mm

写真の様に、まんまるの母岩上に翠銅鉱の微結晶が着いてます。最初はもっと一面に結晶が着いていたのですが、引越しの時の衝撃で剥離してしまいました・・・。ちょっとショックを受けたのですが、梱包や運搬には気をつけたつもりでしたが、この他にも難点か割れたり剥離したりした標本もあって、「もう少し丁寧にやるんだった」と反省したのを思い出します。

とは言え、転んでもただでは起きませんよ!

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蛍光鉱物の蛍光写真(ベニト石(ベニトアイト)の蛍光) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

今年最後のブログを飾るのは、この子です。
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アメリカ産ベニト石(ベニトアイト)です(サイズ:62mm×54mm)。左が蛍光下、右は長波紫外線(ピーク波長:254nm)をあてています。

ベニト石は、これまでにも蛍光鉱物としてご紹介してきましたが、蛍光した写真は、今回初めて公開しました。それは、この石は短波紫外線(SW)で蛍光する鉱物で、入手しやすい長波紫外線(LW)のUVライトでは蛍光しないからです。今まで持っていたUVライトだと蛍光が楽しめない蛍光鉱物・・・。今回波長切り替えタイプのUVライトを購入した動機の一つがここにあります。

短波紫外線(SW)でしか蛍光しないベニト石を始めとする鉱物達を光らせて見たい。今年の自分へのクリスマスプレゼントとしてささやか?な夢が叶いました。

ライトに照らされたベニト石は青白く輝き、とても綺麗です。想像以上に強い蛍光性を示してくれて、感動です!

さて、年明けの更新は松の内が明けるまでお休みさせて頂きます。
充電して、蛍光写真をガンガンアップするつもりですのでお楽しみに。

緑柱石(ベリル)/エメラルド [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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5月の誕生石として知られる宝石、エメラルドです。これまでにも何度かエメラルドはご紹介してますが、久々の登場ですw
このエメラルド、購入したお店の方からは、ブラジル産とお聞きしているのですが、ラベルを頂かなかったので、詳細は不明です。

エメラルドの名前は『緑色の宝石』を意味するラテン語の『smaragdos』に由来するという説があります。『smaragdos』が、フランス語の『esmeraude』を経て『emerald』になったとか。そんな由来にふさわしい透明度の高い緑色の結晶が母岩に乗った標本です。

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リチア電気石(エルバイト)/グリーントルマリン [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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ブラジル産のグリーントルマリンです。

写真のように、定番と言える方解石母岩の結晶です。以前お話した事もありますが、電気石(トルマリン)は、5種類のグループ(11種類)があると言われます。多様な成分を含む固溶体として存在する事が多いのですが、リチア電気石(エルバイト)は様々な色をした結晶を見る事が出来ます。また、その色によって違った呼び名で呼ばれます。

例えば、写真のような赤い結晶はルベライト(Rubellite),濃い青だとインディゴライト(Indigolite),緑色のヴェルデライト(Verderite)などなど・・・。

一つの結晶の中で複数の色を持つバイカラーの結晶も多く、鉱物結晶収集家が楽しむだけでなく、宝石としても多くの人を引き付ける石だと思います。

蛍光鉱物の蛍光写真(ベニト石(ベニトアイト)の蛍光) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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今日は、ベニト石(ベニトアイト)の蛍光写真です。左が蛍光下、右は短波紫外線(ピーク波長:254nm)をあてています。

ソーダ沸石の母岩の周囲にベニト石が点在しています。美結晶は、右側のサイズ9mm程の結晶だけで、他は欠けたり痕跡が残っているだけです。でも、短波紫外線を照射してあげると、ベニト石達が青白い蛍光でその存在を主張してきます。

以前もご紹介した事があるのですが、数ある蛍光鉱物の中で、ベニト石は特殊な物に分類されるんです。
普通、本当に純粋な鉱物は殆ど蛍光しない事が知られています。

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アクアマリン~東京国際ミネラルフェアの戦利品達~ [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

第22回東京国際ミネラルフェアも終ってしまいましたね。
でも新しく加わったコレクションの紹介は、もう少し続きます。

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これは、KOHINOOR GEMS,Corporation(Pakistan/Japan)さんで購入したパキスタン産の緑柱石(ベリル)です。水色の綺麗な母岩付きアクアマリン。その濃い目の色に引かれてしましました。1ピース¥2000だったので、ふらふら~っと・・・^^;

緑柱石(ベリル)は5年位前に嵌っていたのですが、久々に新しい緑柱石がやってきました。この淡いブルーがなんとも良い感じです。

このお店では、母岩付きジルコンの結晶¥2000も併せて購入。2個買うからってんで、少しだけおまけして頂いちゃいました。
アクアマリン 原石 1055

アクアマリン 原石 1055
価格:7,200円(税込、送料込)


ユージアル石 [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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Kipiwa Complex, Villedieu, Quebec, Canada

ユージアル石の組成は、Na16Ca6(Fe,Mn)3Zr3(Si3O9)2(Si9O27)2(OH,Cl)4という、とても長ったらしい組成の珪酸塩鉱物です。ナトリウムとカルシウムと鉄・マンガンとジルコニウム、オマケに塩素と様々な成分を含むのですが、最近の研究では、単独の鉱物ではなく、鉱物群の名前とするのが主流のようです。

鉄やマンガン(或いはチタンやセリウム)の比率が僅かに異なる物も全てユージアル石と呼ばれます。ですから、硬度や比重に幅があるんです。

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翠銅鉱(ダイオプティーズ) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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先日購入したWX-1を使った最初の作品は、私の好きな石の一つ。翠銅鉱(ダイオプティーズ)です。サイズ:38mm×43mm

珪孔雀石に包まれるようにして、比較的大きめの翠銅鉱(ダイオプティーズ)の結晶が中央に寄り添っています。どうも写真だと肉眼で見た時の美しさがとらえ切れず、残念です。

翠銅鉱の英名は、ダイオプティーズ(dioptase)ですが、これはギリシャ語の『透してよく見える』という意味のdiaopsomaiに由来しているのは、既にご紹介した通り。
まさしくその名の通り、宝石のエメラルドより鮮やかな翠銅鉱(ダイオプティーズ)の結晶は、眺めていると吸い込まれそうです。
美結晶、エメラルド銅鉱翠銅鉱 (11235)

美結晶、エメラルド銅鉱翠銅鉱 (11235)
価格:3,900円(税5%込、送料別)


日本産斧石 [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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大分県 大野郡 緒方町 尾平鉱山 銀鋪

先日の東京ミネラルショー2009で購入した国産の斧石です。

産地として有名な尾平鉱山産の結晶です。

斧石の名は、ご覧の通り、斧のような結晶の形からつけられました。英語名は、アクシナイト(Axinite)。 カルシウム:鉄:アルミニウム=2:1:2という組成比ですが、鉄はマンガンやマグネシウムと置換され、その比率によって色などが変わり、鉄斧石やマンガン斧石と呼ばれます。

一般的には、この結晶のような鉄斧石を斧石と呼ぶことが多いようです。

ベニト石(ベニトアイト) [鉱物図鑑:シクロ珪酸塩]

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アメリカ産ベニト石(ベニトアイト)です(サイズ:40mm×22mm 結晶の1辺13mm)。
Gem Mine San Benito County California

今年のミネラルフェアで購入した中では、一番のお気に入り♪

ベニト石は、大きな結晶で取れる産地は、唯一カリフォルニア州だけという珍しい石で、カリフォルニア州の州宝石に指定されています。

紫外線で濃い青に蛍光する蛍光鉱物なので、そのうち蛍光写真も公開しようと思います(が、気長にお待ちください^^;)。
海王石を伴う標本で、悩んだ末に購入を決めました。今年は結構な数のベニト石が出ており、どれにしようか悩みまくりました。

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