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鉱物図鑑:炭酸塩鉱物 ブログトップ
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孔雀石(マラカイト) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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今日は孔雀石(マラカイト)の大型標本です。サイズ:200mm×150mm

孔雀石の名は、模様が孔雀の羽の模様に似ていることに由来します。自色鉱物で、粉にしても緑色なので、古代より顔料の材料として古くから利用されていたようです。クレオパトラがアイシャドウに使っていたと言うのは有名な話ですね。

古代の化粧品としては、以前ご紹介したラピスラズリも知られています。いずれにしても化粧品として昔から高価な材料が使われていたんだな~なんて思ったりします。

蛍光鉱物の蛍光写真(方解石(カルサイト)の蛍光#1) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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今日ご紹介するのは、犬牙状の方解石(カルサイト)の蛍光写真です。左が蛍光下、右が長波紫外線(ピーク波長:365nm)をあてて撮った物です。

自分の鉱物コレクションの写真を撮ってご紹介していますが、常々悩んでいるのが撮影した写真がイマイチな事・・・。カメラのせいにしたい所ですが、自分の技術に因る所が多いはず。皆様からのアドバイスで、ライティングを工夫してみようかな~と思っております。
さて、ライティングと言えば、我が家では蛍光を楽しむのに二種類のブラックライトを使っています。一つ目は、とってもお安く買えるオーム電機のBL-141。手ごろな大きさと、その安さから使っている方も多いのではないでしょうか?ただ、使っている電灯が、東芝ライテック(株)製のFL4BLB一本だけで、照度は今ひとつ。写真を撮ろうとすると、暗くてディザが酷い。
もう一つは最近購入した、LEDタイプのブラックライト。これはなかなか明るくて良いのですが、ピーク波長が375nmと可視光に近いからでしょうか、撮影した画をみると、微妙に紫色を帯びた写真になってしまいました。目視だと勝手に目が補正してくれるので気にならないんですけどね~。

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蛍光鉱物の蛍光写真(方解石(カルサイト)の蛍光#2) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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今日ご紹介するのも、方解石(カルサイト)の蛍光写真です。左が蛍光下、右が長波紫外線(ピーク波長:365nm)をあてて撮った物です。

さて、のっけから方解石と言っておいてなんですが、実はこれ、霰石(アラゴナイト)じゃないかな~なんて思ってるんです。ご覧の通り、長波紫外線で淡黄色に蛍光しているのですが、一般的な方解石の赤,ピンク,オレンジとは違うんですよ。まあ黄色く蛍光する方解石もあるので、一概に方解石じゃないとは言いませんけど、結晶の形状や淡黄色の蛍光を見ると、なんとな~く霰石じゃない?って思ってます。その内、鉱物鑑定にでも出してみようかな^^;

と、まあ色々考えはするのですが、買ったときのラベルを信じて方解石(カルサイト)って事でw

蛍光鉱物の蛍光写真(方解石(カルサイト)の蛍光#3) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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今日ご紹介するのも、方解石(カルサイト)の蛍光写真です。左が蛍光下、右が長波紫外線(ピーク波長:365nm)をあてて撮った物です。

今回のは、東京国際ミネラルフェアで購入したモロッコ産の方解石(カルサイト)です。ピンクに蛍光するの様子が、我ながら綺麗に撮れたと思います。同じ方解石でも色々な色に蛍光するのが楽しめて面白いです。まあ、蛍光させなくても方解石は多彩な色が楽しめる石ですけどw

さて、ピンクとか赤い蛍光をする原因は、不純物として含まれる2価のマンガンに由来する事がほぼ解明されているんだそうです。でも、黄色や青系の蛍光の原因はまだ十分解明されていないんだとか・・・。奥が深い世界ですね~。

蛍光鉱物の蛍光写真(方解石(ブルーカルサイト)の蛍光) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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今日は、メキシコ産の方解石(ブルーカルサイト)の蛍光写真です。左が蛍光下、右は短波紫外線(ピーク波長:254nm)をあてています。サイズ:41mm×22mm。

このブルーカルサイトですが、手持ちのブラックライトでは蛍光が分からなかったので、てっきり蛍光しないんだと思っていました。でも今回短波紫外線を照射してみると・・・。弱いながらも赤い蛍光が♪UVライト、買って良かったよ~。

この結晶は、写真の様に劈開させて平行六面体になっています。蛍光灯下では不透明でくすんだ青色ですが、短波紫外線(SW)を照射して、ぼんやりと赤く発光しているのがお分かりになるでしょうか?

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蛍光鉱物の蛍光写真(燐灰石(アパタイト)を乗せた方解石(カルサイト)) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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今日は、方解石(カルサイト)の蛍光写真をご紹介します。といってもこの標本、燐灰石(アパタイト)として購入した物なんですけどね・・・。左が蛍光下、右が長波紫外線(ピーク波長:365nm)をあてて撮った物です。サイズ:36mm×28mm

写真をご覧になってお分かりの通り、蛍光灯下で見ると、黄色~黄緑色のアスパラガス・ストーンと呼ばれる色の燐灰石が、真っ白な方解石(カルサイト)の母岩の上に乗っているのが楽しめます。この標本に長波紫外線をあててみると・・・美しく輝いていた燐灰石(アパタイト)は真っ暗になって存在感が無くなり、母岩の方解石(カルサイト)の鮮やかな赤い蛍光が主張して来るんです。燐灰石(アパタイト)が蛍光するという訳ではなのですが、なかなか面白いと思いご紹介させて頂きました。

方解石(鱗状の結晶) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

今日は、中国産の方解石(カルサイト)のクラスターをご紹介します。サイズ:152mm×63mm(画面は一部を拡大しています。)
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この中国産の方解石(カルサイト)は、最近良く見かける気がします。今まで持っている方解石とはまた違った結晶の形状なので、買ってみました。この子も紫外線を当てると、綺麗なピンク~オレンジに蛍光するのですが、それは又の機会にしますね。

それにしても方解石(カルサイト)は、結晶の形,色共に種類が豊富で、多彩な結晶を楽しむことができます。前にもお話した事がありますが、私はこの多彩な色・形というのが大好きです。蛍石(フローライト)もそうですが、それに負けず劣らず方解石(カルサイト)も結晶の形状,色も様々です。
写真をご覧になって分かるように、この標本の形状は、葡萄の房を連想させます。で、葡萄の一粒一粒を拡大してみると、何層もの燐片を重ねた様な構造になっています。自然にこんな形になるんですから、ただもう関心するしかありません。

蛍光鉱物の蛍光写真(菱マンガン鉱,閃亜鉛鉱の蛍光) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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今日は、菱マンガン鉱(ロードクロサイト)と閃亜鉛鉱(スファレライト)の共生結晶の蛍光写真をご紹介します。左が蛍光灯下、右が短波紫外線(ピーク波長:254nm)をあてて撮影した写真です。

おそらく蛍光灯下で黒い部分が亜鉛の硫化物である閃亜鉛鉱(スファレライト)とマンガンの硫化物である閃マンガン鉱(アラバンダイト)です。その上に綺麗なピンク色で見えるのがマンガンの炭酸塩である菱マンガン鉱(ロードクロサイト)。この組み合わせは、珍しい物ではありません。

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蛍光鉱物の蛍光写真(方解石(カルサイト)と蛍石(フローライト)の蛍光) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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Middle Atlas Mts.,Morocco

モロッコ産の方解石(カルサイト)と蛍石(フローライト)の共生結晶です。蛍石の上には、パイライトと水晶も乗っています。左が蛍光灯下、右が短波紫外線(ピーク波長:254nm)をあてたときの写真です。

撮影は、短波紫外線をあてて行ないましたが、長波紫外線でも同じような色に蛍光して見えました。安いブラックライトしかない人でも楽しめそうです。因みに、短波を選択したのは、こっちの方が方解石(カルサイト)の赤が鮮やかだったからです。

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蛍光鉱物の蛍光写真(菱マンガン鉱,閃亜鉛鉱の蛍光) [鉱物図鑑:炭酸塩鉱物]

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今日は、先日ご紹介した菱マンガン鉱(ロードクロサイト)と共生している閃亜鉛鉱(スファレライト)の蛍光写真をご紹介します。左が蛍光灯下、右が短波紫外線(ピーク波長:254nm)をあてて撮影した写真です。

蛍光灯下で灰色に見える部分に閃亜鉛鉱(スファレライト)が含まれているらしく、短波紫外線をあてると赤~オレンジに蛍光するのがお分かりになると思います。これまた、蛍光灯下では、菱マンガン鉱(ロードクロサイト)のピンク色だけが目立つのに、紫外線をあてた時の雰囲気は一変する標本です。

特にオレンジ色に鮮やかに輝いている部分は、閃亜鉛鉱(スファレライト)の純度が高いと思うのですが、実際はどうなんでしょう?
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